Orangeのままに【2】

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向井side


さっくんにバレそうになったけど、


何とか筋肉痛ってことで切り抜けた。



ラウールも昨日頑張ってたせいか筋肉痛なってたしな。








ス「では、Snow Manさん、そろそろです」





今回は、歌番組って言っても、収録。


急いで準備しなくても、準備が整うまで待ってくれるから少し余裕をもって

スタンバイができる。




照「康二、ラウールお前ら筋肉痛大丈夫か？」

ラ「もう節々がバキバキ」

「俺もやなー。特に足とか」

照「よく頑張った成果だな」





スタンバイしてるときに、照にいから筋肉痛のこと心配されたけど、

俺は筋肉痛にはなってないけど、

怪しまれないようにそれらしい言葉を並べた。







とりあえず、本番を何とか乗り越えられれば、それでいい。








ス「それでは、本番はじめます。

本番5秒前．．．4．．．３＿＿＿」





絶対にやり切ってやる！








本番中は、俺もアイドルやから必死に笑顔で踊りまくった。



もちろん足は痛い。


でも、そんなこと今はどうだっていいねん。



絶対にメンバーにバレませんようにって、それだけを願って踊りまくった。








ス「カット！

ありがとうございます」





全「「「「「ありがとうございました」」」」」」






何とか終わった。





足は、ドクドクと脈がうるさい。


痛すぎて、周りの声だって霞む。



俺は、バックに捌けたと同時に

メンバーにバレへんように非常階段まで痛む足を引きずりながら、

そこまで来た。







「ふぅ．．．いって．．．



でも、バレてへんよな」









俺、頑張ってたもんな。








またや．．．





アクロのせいで





こんな気持ちになるのは。





悲しい




悔しい




辛い





痛い







＿＿＿＿＿怖い








俺、．．．こんな感情ばっか．．．












佐「．．．康二？」











「さっくん．．．なんで」






佐「いや、康二もしかして足怪我してる？」











メンバーにバレてもうてたわ．．．




俺ってやっぱり、出来損ないやな．．．

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