Orangeのままに

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佐久間side

収録の後康二が倒れて、めちゃくちゃ焦った。


だって、貧血って聞いてたのがここまで酷いなんて、．．．





深「康二、ちょっと足上げるぞ」


翔「真っ白だな瞼」


ラ「熱、37.6度だって」




メンバーが率先して動いていくなか俺は、立ち尽くしていた。


というか、目の前の光景が怖かった。





俺、なんで．．．

聞いていたはずなのに




体調悪いって。




気遣ってたはずなのに．．．







蓮「佐久間君、康二寂しそうだから行ってあげて。


今日はきっと佐久間君のこと必要にしてるから」







蓮が、俺の背中をそっと押してくれて、


康二のそばに駆け寄る。






「康二〜、ぐるぐる止まらない？」


康「んっ．．．しんどいはぁっんっ」






康二がしんどいはずなのに、


俺の方がダム決壊しはじめて





「ごめんっ、康二。


気づいてあげれなくて。

俺、康二のこと支えないとって思って、．．．


隣．．．いたのにっグスッ」





康「さっくん、ギュってして．．．」





康二が横になりながら、俺の方に手を伸ばしてくる。




ギュっ)

康「さっくん、ええ匂い．．．


もうちょっとだけ、．．．このまま．．．」




佐「康二．．．康二？」



阿「大丈夫、眠っちゃっただけだよ」





良かった．．．。





急に重たくなって、気失ったのかと思って心配したけど、


ちゃんと眠れてるみたいで、安心した。






舘「佐久間、阿部。

このまま康二の看病お願い。

俺ら、この後仕事だから」



阿「分かった」






康二、家に早く帰ろうね。

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