・ ページ48
佐久間side
ラ「落ち着いた？」
「．．．ごめん」
ラウールが水をもってきてくれて飲んだら少し落ち着いた。
なんで、俺、こんなに弱くなっちゃったんだろ。
今まで全然平気だったのに。
確かに、アンチが来たからって言って悲しくないわけじゃない。
でも、こんなに弱くはならなかった。
なのに．．．俺、
ラ「やっぱり、岩本君呼んでくるよ」
ガシッ)
ラ「．．．佐久間君？」
ラウールが照を呼びに立とうとした瞬間、俺は、無意識にラウールの服を握ってた。
ラ「どうしたの？」
自分でも無意識すぎて驚いた。
なんで、ラウールを引き止めて。
完全に困らせてるじゃん。
でも、今の俺には素直に言葉にする勇気もない。
いつもだったら簡単に出てくる言葉も、
ラウールがもし迷惑だったら？いくらメンバーでも一回り上の俺がこんなことして困惑させちゃったら？
そう考えると、どうしても言葉にできない。
ラ「佐久間君？」
でも、一度握ったものは頭と心が反対の運動をしてるように離さない。
ラ「ポンポン)落ち着くまで一緒にいようかな」
その言葉を聞いた瞬間、なぜかホッとしてる俺がいた。
ラ「えっ、なっ．．．」
佐「ヒクッ．．．ヒクッグスッ．．．ヒクッグスッうっうっ．．．」
ラウールのことを引き寄せて、そのままラウールの肩に頭を埋めて泣いてた。
ラ「ポンポン)．．．たまには年下の俺にも頼ってね、佐久間君。
お兄ちゃんたちより断然、頼りがいに欠けるかもしれないけど、
でもね、
俺も、佐久間君のこと全力で守るよ。
佐久間君よりもずっと年下だけど、俺の方がずっと大きいから。
大きいものは無駄遣いしないように有効活用するからね」
佐「．．．ばかっ」
なぜか、この言葉でスッと少し気持ちが楽になった気がした。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1224人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
みんり - ログインせずべ全て見させて頂いたのですがパスワードを教えて欲しいです (11月26日 23時) (
レス) @page50 id: ddebee2628 (このIDを非表示/違反報告)
りす(プロフ) - コメント失礼します！いつも素敵な作品たちをありがとうございます。主様の作品を全作何周もして楽しませていただいてます、本当にありがとうございます。よろしければビビンバシリーズの【7】パスワード教えていただけると嬉しいです。 (11月26日 21時) (レス) @page50 id: c7db836bcf (このIDを非表示/違反報告)
咲咲(プロフ) - 初めまして！いつも楽しく読ませていただいております。ビビンバ〜すのイルネス〜【7】のパスワードを教えていただきたいです，よろしくお願いいたします。 (11月26日 11時) (レス) id: 3e0581e37e (このIDを非表示/違反報告)
るう(プロフ) - 初めまして〜、このシリーズとても大好きでいつも更新を楽しみにしています。もしよろしければ小説の続きのパスワードを教えていただきたいと思います、 (11月25日 15時) (レス) id: 7c62397e30 (このIDを非表示/違反報告)
オレンジ(プロフ) - 初めまして！いつも更新楽しみにしてます！ビビンバ〜すのイルネス〜【7】のパスワード教えていただきたいです。よろしくお願いします。 (11月21日 14時) (レス) id: 9412099b79 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：shin_chan
| 作成日時：2023年8月15日 14時
