ビビンバ〜すのイルネス〜【6】

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深澤side



「やっぱり、台風直撃ですか？」


ス「そうなんですよ」






今日は、メンバー全員で、地方にロケに来た。

昼前からロケが始まるから、今はその打ち合わせ中。


今日のロケは、夕方までロケがあって、明日帰る予定ではあるんだけど、

まさか、ここまできれいに台風が直撃するなんて。




翔「さすが、我らが雨男」

舘「もうその域超えてるよ」

佐「超越してるからね。

嵐を呼ぶ男じゃん。かっこいい」


照「だろ？」


康「いや、そこ否定せぇや」







数日前に台風が直撃するかもって話にはなってたんだけど、

ここまで勢力が大きいなんて。

阿部ちゃんによると、今日の夜中から明日の朝方が一番危ないんだって。




本当のことを言えば、今日中に帰りたいのはもちろんなんだけど、

ロケ場所から、空港までがめちゃくちゃ離れてるってことと、

ロケが押した時のことを考えて余裕持たせたら、やっぱり翌日帰るのが妥当だってことになった。





ラ「でも、帰るの翌日にしておいててよかったよね」

佐「確かに。台風が来るのはもう決まったことなんですから、

うじうじ心配せずにもう存分に楽しみましょう」






うちには、こういう時に頼りになるポジティブ人間がいてよかった。





佐「翔太、片頭痛の薬、ちゃんと飲んだか？」

翔「死ぬほど飲んでるから大丈夫」

ラ「いや、それ逆に心配呼ぶから」






とりあえず、佐久間の言う通り、

もうここまで来たら後がどうとかじゃなくて、この状況を存分に楽しむしかないな。

せっかくのメンバー全員でのロケなんだし。

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