ビビンバ〜すのイルネス〜【6】

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翔太side






「えっ、．．．本当ですか？！」


マ「もちろん。おめでとう」






急にマネージャーから仕事前に大事な話があるって言われたと思ったら、

まさか大手の美容会社のCMオファーが俺に来た。






「よっしっ、．．．まじ、ありがとうございます！」


マ「いや、これは渡辺君の努力の結晶だから、本当におめでとう」






渡辺翔太イコール、美容っていうのは、板についてきていたのは俺も分かってた。

それでも、それがお仕事になかなか結び付けられていないのが、俺的にすごくネックになっていたところで。


でも、やっと俺が、俺自身で掴めた仕事に涙が出るほど嬉しかった。







マ「はやく、メンバーにも伝えたいね」


「いや、マジで。

喜んでくれるかな？

なんかっ、急に心配になってきた」


マ「何言ってるの。メンバーの仕事を喜ばない時なんて、一度たりとも見たことないよ」







やっとつかんだ大きな仕事。


メンバーに報告したい。

喜んでもらいたい。




自分が仕事がもらえたから嬉しいっていうよりも、

Snow Manのために繋がる仕事で、この仕事をメンバーが喜んでもらえるかもしれない。

それを考えることができることが何よりも嬉しかった。







マ「じゃあ、現場向かってもいい」


「えっ、あっ、忘れてた」







報告の方に夢中になってて、これから仕事なこと頭から抜けてた。






「はぁ、．．．めっちゃドキドキしてる」

マ「珍しい。仕事報告でそんなにドキドキしてるなんて」

「うるさいっ、」






でも、今回は俺も結構悩んでたこともあって、すげー心臓が今、バクバクしてる。







「皆、喜んでくれたらいいな．．．」






車から見える空がすげーきれいなくらい真っ青で、

それを見てたら、早くメンバーに会いたいって気持ちが昂ってきていた。

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