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道枝side
それからしばらくして、先生が来て、
落ち着いたことと、少しすれば目が覚めることも教えてくれた。
蓮「ごめんな、康二。
いつも康二につらい思いさせて」
目黒君が、康二君の横に座って、
康二君の手を包み込むように握ってた。
でも、さっきまで引っ込んでたはずの涙がまた落ちてきてた。
蓮「康二に助けてもらったこの命なのにさっグスッ．．．
おれっ、．．．おれっ、グスッやっぱりっ、」
康「．．．めめは、．．．なきむしさん、やなっ」
蓮「康二、．．．康二っわかるか？」
スッと康二君の目が開いた。
康「おん、．．．めめやろ？
このあったかい手も、めめなん？」
でも、やっぱり康二君の目が目黒君を捉えることはない。
どこか中を描いた焦点で。
蓮「そうっ、そうだよ。
ごめんっ、ごめんっ、こうじっ、．．．」
康「．．．俺の目、ほんまにアカンくなってもうたんやなっ」
そう悲痛な叫びは俺らの胸をもえぐるような感じがした。
どんなにこれからが進もうが、康二君の目に俺らはもう映らない。
それが何よりも苦しかった。
「．．．こうじくんっ、」
康「ん？今、みっちーの声聞こえたな」
蓮「みっちーもなにわ男子の皆もいるよ」
目黒君が手招きをしてくれて、それに誘導されるように康二君の横に行く。
康「みっちー？」
「みっちーです、康二君」
そういって、目の代わりに康二君の手に俺の手を添える。
康「丈たちもおるん？」
丈「おるでっ、ちゃんと。
7人全員ここにおるよ」
丈君も泣き声になりながらも頑張っていつもみたいな声をして康二君に話しかける。
康「そっか。
皆おるんやな、．．．」
俺らがいても、康二君は俺らが見えない。
悲しそうな顔をした康二君の目からスッと涙が垂れた。
康「俺っ、．．．皆のこと分からんな。
おるの、分かってるのに、．．．見えへんなグスッ
かっこええめめのことも、可愛いみっちーのことも。
おれっ、．．．分からんようになってもうた、．．．
メンバーのこともファンのこともっ、．．．もう見れへんのかなっ？」
この言葉に一番苦しさを覚えてるのは、俺らやなくて、
目の前にいる目黒君なんや。
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shin_chan(プロフ) - ちょこさん» 作者名から、作者の名前をタップしていただけると、プロフやボード・メッセージとか行けあるページに飛べますので、そこから、ボードかメッセージにて申請お願いします。 (11月17日 23時) (
レス) id: 91dd24cbea (このIDを非表示/違反報告)
ちょこ - すみません、パスワードの申請をしたいのですがプロフィールのどこに書いていいのか分からず、半ば諦めています。もう少し詳しく教えてもらえますか？ビビンバ大好きなので読み続けたいし、リクエストも送りたいのでお願いします🙇🏻♀️ (11月16日 23時) (レス) @page18 id: 4efd96c089 (このIDを非表示/違反報告)
shin_chan(プロフ) - miruさん» 悲しい思いをさせてしまって本当にすみません！でも、こうやって言ってくださるだけで本当に励みになります！更新これからも頑張ります！なので純粋に楽しんでいただけると本当に嬉しいです！ (11月10日 0時) (レス) id: 91dd24cbea (このIDを非表示/違反報告)
shin_chan(プロフ) - kaiさん» わざわざありがとうございます！そうですね、盗作されただけでやはり、このまま書いていいのか悩みますし。このような感情に他の作者様がならないことを願うばかりです。 (11月10日 0時) (レス) id: 91dd24cbea (このIDを非表示/違反報告)
miru(プロフ) - こんばんは！いつも楽しく読ませて頂いてます！無断転載・盗作はされるのも悲しいですし、見つけた時も悲しいので少しずつ無くなっていってほしいです。これからも更新頑張ってください！！ (11月9日 21時) (レス) @page11 id: 5e262aa501 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：shin_chan
| 作成日時：2023年10月25日 0時
