ビビンバ〜すのイルネス〜【4】

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翔太side



照「どうかされましたか？」


ス「あのっ、すこし目黒さんのことでご相談があって」






入ってきたのは、男性スタッフ。

身長も俺よりも高くて、康二くらいはある。






深「目黒がどうかしたんですか？」





スタッフの目は、今にも泣きだしそうな目をしていた。




ス「あのっ、．．．非常に言いにくいんですけど、

俺っ、．．．目黒さんに．．．いじめられてて」





スタッフの口から出た言葉に、メンバー皆、信じられないような顔を浮かべた。





舘「いや、何言ってるんですか？うちの目黒がそんなことするわけないじゃないですか。

何かの間違いですよ」





スタッフには悪いけど、俺らの誰も信じてなかった。




ス「この痣を見てもそう言えますか？」




そういって、スタッフが腕をめくると、




康「えっ、」




腕には、すごい数の痣が広がってて、





ス「これが、証拠です」





そう言って、スタッフの携帯を俺らの前の机において、再生ボタンを押されると、


そこからは、罵声する目黒の声と、暴行する音が聞こえた。




信じられない。

信じたくない。





でも、聞こえる声は、間違えなく目黒の声で、

見えているものは、スタッフの無数の痣。






深「これ、本当なんですか？」

ス「だから、なんでも本当だってっ、

俺っ、．．．このままじゃ、ころされるっ、」





そう言って、俺らの前で泣き崩れていく。


この光景を見てしまったら、誰でも本当だって思ってしまう。






照「一度、目黒と話をさせてください。

目黒とも話をしないと何とも言えませんけど、


．．．うちの目黒が本当に申し訳ありませんでした」






そう言って、照が頭を下げた。






ス「俺もこれを大っぴらにさせたいわけじゃないんです。

でも、こんなことはもう二度度させないようにしてください」





そう言って、スタッフが楽屋から出て行った。




その瞬間、俺らの楽屋はお通夜みたいな雰囲気になって、




うん、


俺が見てる光景だけでも、








目黒に対しての怒りが見える。







これは、目黒のこと、完全に疑ってる。




誰一人として、目黒の見方になってる人は、俺の映る視界には見えなかった。




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作者です。


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