ビビンバ〜すのイルネス〜

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目黒side




振「おい！いい加減にしろ！ふざけてんのか！？」







レッスン室の外まで聞こえるんじゃないのかってくらいの叫び声。


その一言で、俺らの動きまでも制止させて動けなくなってしまうくらい。





今回は、珍しく全員そろっての振り付けが実現できた日。

それに、今回は言ってくださった振付師さんは、怖いで有名な人。

サンチュさんの次に怖いって言われてる人だから。

だから、入って来た時からメンバーの気合の入れようも半端なかった。


それなのに、．．．振付師さんの目の先にいたのは、





振「おい、向井！お前ふざけてるのか？！

今回で、頭に叩き入れろ！

それなのに、失敗はするわ、移動も頭に入ってないわ。

お前、本当にSnow Manとして自覚と責任あるのか？



はぁ、．．．もういい」







そういうと、振付師さんが出ていってしまった。





その瞬間、この部屋一帯が静まり返った。




深「俺、ちょっと追いかけてくる」





そういって、ふっかさんが振付師さんのところに行ってくれたんだけど、






翔「康二、今回は康二が悪い」






しょっぴーが康二の前に立って、康二を責め始めた。


康二は、俯いたまま何も言えなくなってた。




翔「康二が振り入れが遅いことは知ってるけど、

それと振りミスがずっと続くとでは話が違うだろ？

それは、康二自身の問題だろ？」



ラ「康二君、もうちょっと真面目にやろうよ。

今日こうやって集まって振り入れ出来てること自体、本当に奇跡的だったんだからさ」



康「ごめっ、けほっけほっ」


照「康二、お前ちょっと頭冷やせ。

冷静になってから戻っておいで。


今回のことが全部康二一人の責任だとは思わないけど、

それでも、康二にも非がある」



康「はぁっ、ごめっ、なさっけほっ」






三人にそう言われると、康二がそのまま部屋から出ていってしまった。





俺も今日の康二を見てて康二らしくないって思った。


でも、なんか違和感があるっていうか。


ずっと振り入れの最中も咳してたし、

どこか顔色だって優れてなかった。



もしかして体調悪いのかって。



でも、この最悪な雰囲気の中で、メンバーに言うこともそれはそれでできなかった。


それを言ってもいいわけみたいに感じちゃうのかなって思って。






「ちょっと、康二のこと追ってきますね」


翔「ほっとけよ」


「それは、嫌。さすがに俺が心配」




そういって、康二のことを追いかけた。

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