Orangeのままに【9】

・ ページ16

康二side




「なんやねん！ドッキリって！」


深「ごめんっ、康二」



「いくらテレビでもやってええこととやったらあかんことくらいあるやろ！

なんでも仕事やからって引き受けてええわけちゃうやん！


ホンマに心配したんやからな！

このままじゃSnow Man、ホンマに終わるんとちゃうかなって！

皆バラバラになるんとちゃうかなって！


そうやって騙されてる俺見て楽しかったん？！」



翔「ごめん、康二グスッ」

佐「俺も、何も言い返せない。

康二の言ってること、本当にその通りだしグスッグスッ、．．．本当にごめんなさい」






楽屋に帰って、事情を聴くと、ドッキリ企画で、

俺のことを騙してたらしいねん。


それで、怒ったら、しょっぴーとさっくんは泣いちゃうし、

ほかのメンバーもホンマお通夜モード。





でもな、



















このドッキリ、俺知ってたで。




実はさ、このドッキリ、逆ドッキリやねん！



メンバーが仕掛けるドッキリにまんまと俺がはまって、

泣いて、それでみんなに怒るっていう逆ドッキリ！



俺、名演技やったやろ？



過呼吸になったんは、マジで即興やってん。


まあ、さっくんがすごい心配してくれて、ホンマ心苦しかったんやけど。


おあいこ様やと思って、勘弁してや。




それで、ドッキリのネタバレやねんけど、


カメラさんが入ってくるのを待ってんねん。




はよ入ってこんかな？

さすがに、もうこれ以上は、俺も限界よ。








そう思ってた時、











ガチャ







深「．．．えっ、」


ラ「なにっ、なにっ？」







カメラさんが数台入ってきて、


手には、





『ドッキリ大成功』



の文字。







照「なに？どういうこと？」





メンバー皆放心状態のパニック。






「ほら、これ読んで」



深「どっきり、．．．大成功」


「ドッキリ大成功！」


舘「なに、なにが？」








全然理解できていないメンバー。


しょうがない、、種明かしせんとな。

・→←・

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す