Orangeのままに【7】

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中島健人side




「お疲れ様でした！」





今日は、久しぶりに康二と一緒にバラエティ番組の収録だった。





「お疲れ、康二」

康「あっ、お疲れ。健人ちゃん」

「この後、飯でも行かね？」

康「ええよ。時間もあるし、行こうや」





そもそも、康二に会うのも久しぶりで、

ノリで飯に誘ったら、来てくれることになって嬉しかった。




メイクを落として着替えも済ませて、俺の行きつけのお店でサシ飯する。






「どう？最近、仕事は」




食事も中盤に差し掛かったころ、仕事の話題を切り出す。


そしたら、ピタリと康二の箸が止まった。




康「．．．ありがたく色々させてもらってるで。

バラエティ番組も色々させてもらって、ホンマありがたいわ」



「Snow Man自体波が本当にすごいからな。

康二なんて、バラエティ番組引っ張りだこだからね。

この前、岩もっちゃんと電話したときに言ってたのよ。

康二みたいな人材うちにもほしいわーって」



康「何言ってんねん。そっちには風磨ちゃんがおるやん」



「いや、そうなんだけどね。

でも、やっぱり関西特有の面白さは欠けてるからさ。

Snow Manが羨ましいよ。

モデルも、俳優も、声優とか、


それに康二みたいな面白い子だっていて」






褒めてたつもりだった。

Snow Manはすごいって。

康二がすごくて羨ましいって。




でも、








康「．．．俺はまだ、胸張ってバラエティ担当なんて

Snow Manのメンバーの中の一個の武器になれてへんねん」



「またまたーｗｗ

いいよ、謙遜なんて。胸張りなよ」








そういった康二の言葉が妙に気になってた。

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