Orangeのままに【7】

・ ページ10

佐久間side



康「いや、俺はSnow Manが一番やで？」


照「でも、俺もちょっと2人に賛成。

ちょっと、嫉妬した」


深「所詮、俺らじゃ力不足だったか」



「どうした、どうした？」




なぜか、他の皆もまさかの嫉妬に狂ってた。




康「ごめん、そんなふうに思わせてしもうて。

俺のせいやんな．．．」






いやいや！

絶対に違うから！

康二のせいじゃないし！



てか、何こんな皆して嫉妬してんの？






阿「ちょっと待って、何言ってんの？」





いつもは一歩引いて見守る阿部ちゃんが俺よりも先に口を出した。






阿「なに、自分たちの嫉妬を康二にぶつけてんの？

なにわ男子の子たちだってせっかく康二のことを励ましに来てくれたのに。

なんでそんな皮肉しか言えないの？」




深「別に皮肉とか、そういうのじゃなくて」

ラ「だって、俺らが励ましてもずっと上の空だったのに、

なにわ男子が来たらコロッと元気になっちゃってさ」




いや、もう完全に嫉妬の塊みたいになってるし。




「なあ、大人気って。

こういう時は、なにわ男子にありがとうでしょ？

別に嫉妬するなとも言わないし、

それだけ康二のことが好きなのは俺も分かるよ。

でもさ、それを康二に当てちゃダメでしょ？


康二だって好き好んで落ち込んだわけでも、

なにわ男子の皆に励まされて元気になったわけでもないでしょ？」





翔「そうだけど．．．」



「ほら、康二にごめんなさいは？」



翔ラ照深「「「「ごめんなさい」」」」


康「そんな気にせんといて！

俺の方こそごめんな。


でも、皆がそう言ってくれて嬉しかった。

ありがとうな」






康二も元気になって、皆の嫉妬も終わって、

やっと楽屋に平和が訪れた。



あの後、康二は翔太になぜかずっとべったりになってたな。

翔太は嫌がってた．．．いや、ニヤついてたからまんざらでもなかったんだろうな。




それに、このことをなにわ男子の皆に後日、ばったり事務所で会って話したら、


丈「マジっすか？いやー、俺らもSnow Manさんに嫉妬されるまでになりましたか？」

和「よっしゃ！もっと嫉妬してもらえるように頑張ろう！」

流「なんでやねん！もっと関係ギクシャクさせたいんか？」



って盛り上がってたな。




やっぱり、康二はどこでも愛されてるな。






end


＿＿＿＿＿

作者から

塩麴さん、リクエストありがとうございました！

涙の裏側（nanasa_yoakeさんリク）→←・

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す