Orangeのままに【7】

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深澤side



阿「康二少し寝たら？

最近あんまり寝れてないんじゃない？


目の下、隈がすごいよ」





そう阿部ちゃんが言って、俺も康二の目の下を見ると、

本当に隈がすごい。






「寝れてないのか？」


康「なんか、眠りのつけへん日が多くてな。

体は疲れてるはずやのにな。おかしいやんな。


でも、今は眠たないから大丈夫やで。

ごめんな、せっかく気にかけてくれたんに」



阿「いや、そんなことでどうでもいいんだけどさ、」








泣いてたこともなかったことのようにされて、挙句の果てに

俺らのことを気にかけてくれちゃう始末。






康「イテッ、」

「どうした？」


康「そんな敏感にならんくてもええよ。

ちょっと頭痛いなって思っただけやから。

それに、そんなん薬飲んだらすぐ治るって。


ちょっと部屋に会ったし飲んでるわ」








そういって、キッチンから水の入ったコップと俺の入れたコーヒーを一緒に持って部屋に上がっていった。





阿「康二、大丈夫かな？

だって急に泣くなんて、それも康二自身もびっくりしてたし。

ちょっと、てかかなり心配」



「でも、あいつもそんな簡単に弱み見せるような奴ではないだろ？」







今はちょっとそっとしとこう。






それに、たぶん頭痛かっただって、睡眠不足とかストレス性の奴だろうし。


無理に問い詰めても、よくなるとはどうも思えない。











？「ただいまー！

あれ？ふっかも阿部ちゃんもどうした？」









まさかのあいつの帰宅だった。

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