Orangeのままに【4】

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西畑side



休憩後、また打ち合わせが再開されるから、


康ちゃんを起こして、会議室に戻る。





隣で座って、話を聞く康ちゃんはさっきよりもしんどそうで


正直、座ってるのがやっとって感じがする。



ホンマは、メンバーにも言いたい。

でも、康ちゃんも一人のプロとして仕事には一切の妥協をしたくない。

それは、関ジュ時代から何も変わってない。






ス「それで、今日は以上になります。

本番の日程は、後日改めて連絡させていただきます」





康「あっ、ありがとうございます。

本番もよろしくおねがいします」



全‐康「「「「よろしくおねがいします！」」」」







最後の最後まで、康ちゃんはしっかりと役目を果たして、


誰にも体調が悪いなんて気づかせんかった。







恭「はぁー疲れた！

めっちゃ緊張したわ」


和「ホンマやな！でも、めちゃくちゃ楽しみやわー！」





皆の緊張もほどけて、会議室で雑談して、

俺の気も少し緩んでた時、















ガシャーン！



丈「康二．．．？」




康「ハァハァっハァッ．．．ンっハァッ」




「康ちゃん！」










振り向くと、座っていたパイプ椅子を倒して、座ってるのがやっと姿の康ちゃん。








和「えっ、どないしたん？」

道「康二君．．．」





「すごい熱．．．。

康ちゃん、俺のこと分かる？」


康「ハァッハァ．．．だいじょっぶ．．．」






意識ははっきりしてるから少し安心だけど、


明らか、さっきよりも熱が上がってる。





流「大ちゃん、隣の楽屋に移そう。

ここも片づけしないとだし、隣の方がソファーに寝かせられるで」



和「俺が運ぶで」










はっすんに康二のことをお願いしてる間に、


俺は、ある人に電話をかけに人気のない廊下に出る。



















「もしもし、お疲れさまです。



なにわ男子の西畑です。


すみません急に、電話しちゃって。



はい、




あの、康ちゃんのことで少しお話が＿＿＿＿」

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