Orangeのままに【4】

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翔太side




「あれ？康二元気ないじゃん。

やっぱり緊張してんの？」






収録まで時間があるから、のんびりして過ごしてたら、

康二のことがなんとなく気になった。






なんか、すげーぼーってしてるっていうか心ここにあらずって感じ。





康「んぅ？そんなことないで。

しょっぴーは心配症さんやなー。なでなで)」


「うるさい。てか、いちいち頭なでるな！」






それでも、そのあとの俺への接し方はいつもとそう変わらなかったから、

俺の考えすぎかーって思って気にしなかった。














菊「今日なんて、舘さんと翔太君が来てくれてるんっすよ！

知ってます？この2人がファンになんて言われてるか？


ゆり組っすよ！


でもね、この2人含めSnow Man兄さんマジで昔は怖かったー。

尖った靴履いてジャラジャラ鎖の音響かせて、ドクロ身に着けてくるんすよ。

マジで、地獄の支配者だったから！」


翔「いや、それは言い過ぎだってww」



菊「いや、マジだから！

なのに今は、かわいらしくなっちゃって。

ばぶいとか、昔は似つかわしくなかったのに。

思い出せよ！あの時代を！！」






俺らの話になった瞬間、風磨が一気に話し始めた。



昔の俺らを一番知ってる風磨はマジでモンスターのほうに話すなー。








にしても、いつも俺らの時はよく話す康二が、静かにニコニコしながら話を聞いてる。


もっといつもだったら、「そうやねん、実はさ．．．」って入ってくるのに。






舘「いやー、昔はそういうのがかっこいいって思ってましたしね。

でも、今はかわいらしいラウールもいますし、収まりましたよ」



菊「いや、ラウールなんて壁だから。

マジで、脚長いし、顔ちっちゃいし、身長やべーって。

てか、Snow Manみんなスタイル世過ぎ」








こんなに俺らのことで、話が盛り上がってるのに、


康二はまだ一回も何も言ってない。






「康二ー、どうした？コソッ)」



康「しょった．．．へんっ」
ドスッ)






康二が急に、座ってた椅子から落ちた。

スローモーションみたいに。

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