佐久間の色の明日【9】

バカかアホかそれ以外か（meguさんリク） ページ2

阿部side





ラ「グスッ．．．グスッ」

康「グスッ．．．グスッ」








翔「なぁ、なんで2人泣いてんの？」








廊下の長椅子に、最年少と泣き虫くんが2人揃って泣きながら座り込んでる。







「ああ、さっき採血したからじゃないかな？


2人とも注射大の苦手だし」




翔「子どもかよっ」


ラ「子どもだし！」

康「子ども関係ないし！」




翔太の一言に無駄に突っかかってくる2人。






今日は、事務所で健康診断があって。

いわゆる、職場検診ってやつ。


それも、今回は本当に奇跡的にメンバー全員一斉に検診ができてる。


おかげで、朝からすごい賑やかで。




注射が嫌いな康二やラウールは逃げ出そうとするし、

翔太はそんな2人で遊んでるし。






「おっ、佐久間お帰り」

佐「ただいま！阿部ちゃん！」







一通り検診が終わった佐久間も帰ってきた。





「佐久間は健康児そのものだからな」


佐「誰が子供じゃい！ｗｗｗ

でも、そんなの皆そうなんじゃない？

あっ、でも昔血糖値が高いって言われたっけ？」


「あー、そんなことあったっけ？

だから水飲むようになったんだっけ？」


佐「そうそう。

飲んだら意外と美味かったってやつ」






佐久間、お茶も水も昔は嫌いでジュースやら炭酸しか飲んでなくて、

不摂生だって言われて、水飲むようになったんだっけ？




やっぱり見た目に寄らず、どこかしら不調ってあるもんだね。







「じゃあ、今回の意気込みは？」


佐「ん―．．．バッチリ！」








すぐに結果が出るわけじゃなくて、

結果が出るのは5日後くらい。



まぁそれまではドキドキだよね。








佐「あれ？なんで、あそこでラウと康二泣いてんの？」


「なんか、注射が怖かったみたい」


佐「マジで！？しょうがないな。

佐久間が慰めにいったりますか！」






そういって2人のもとに佐久間が行ってあげてたんだけど、








なんか、









うざがられてるっていうか、．．．




2人拗ねてるよ．．．佐久間。

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