佐久間の色の明日【9】

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目黒side






「ふっかさん、俺にも見せて」







ふっかさんから見せてもらった佐久間君の健診結果は、

すこぶる悪かった。





元々身長は俺らよりも全然低いから体重だって軽いのは当然。

でも、佐久間君の今の体重は身長と掛け合わせて考えても低体重。


それに、血圧だって標準以下、赤血球も少なめで多分これ貧血。

ここまで悪いと絶対に体調面にも出てたはずなのに。







佐「俺は、元気だ」







ああ．．．


この人自覚症状薄いの忘れてた。







阿「佐久間。

最近、夕飯抜きがちでしょ？」


深「おまっ！またかよ．．．」







ふっかさんが呆れた顔で、頭を抱えてた。






ラ「なに？どういうこと？」



深「お前さー．．．

お前の場合、翔太とか阿部と違って普通の時に相当食ってんだから、

少しでも抜いたら体重落ちんだろ」



佐「そうだけど．．．最近忙しかったし」







康「そんな佐久間君、ご飯が影響してんの？」







ラウールと康二はさっぱり見たいな顔してる。







照「佐久間、昔もあったんだよ。健康診断で」



舘「佐久間の体重って、照と似て筋肉量の方が大きいからさ、

ご飯を抜くとそれも体に影響して。


つまりさ、佐久間の体重が減ってるときは、筋肉量が落ちたんじゃなくて、

ほとんどの場合、ご飯を抜いた分って感じなんだよ」



「それが悪循環で血圧も貧血も起こしてるってこと」



ラ「えー、なにそれ」






でも、忙しくなるとご飯を抜きがちになったり、

栄養のバランスがめちゃくちゃになることは俺たちの中でもそう珍しいことじゃない。




何なら日常茶飯事．．．ｗｗｗ




でも、それをすると体にすぐに影響が他よりも出ちゃうのが佐久間君で。





だから、まだ俺がSnow Manに加入する前、それこそSnow Manのバックについてた当時は、

佐久間君に対する他のメンバーの大目玉をよく目にしてたな。



特に、滝沢歌舞伎の時なんて、ほぼほぼ毎日。



ダメ出しが終わった後に、楽屋にまだ残ってるなーって思ったら、

大抵その件で。




それも、俺を見つけた瞬間、佐久間君が俺に泣きついてきてたから大変だったな。


だってまだあのSnow Manだったからね？


しょっぴーに睨まれた時なんて本当にこの世の終わりだと思ったし。

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