Orangeのままに【3】

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佐久間side




「康二、ちょっと楽屋出るけど一人で大丈夫？」


康「アカン．．．一緒、行く」








康「アカンっ、いやっ、ハァッいかんハァヒュッ」


「大丈夫よ、康二。俺らがいるから」


ラ「そうだよ、絶対に康二君のこと守るよ」








あれから康二は、独りで楽屋にいることもできなくなって、

あの局で仕事があるときには過呼吸になってパニックを起こすようになった。



だから、康二個人の仕事の時は俺らが誰か同伴したり、


局での仕事の時は康二ができるだけ負担にならないように

色んな関係者の方々と相談したうえで仕事をするようにしている。








あの捕まったプロデューサーは、康二に好意があって接近したと容疑を認めて、


もちろん会社から解雇された。







そして、康二は俺らのために何も言わずに一人で耐えていたこともその後康二の口から聞いた。



そのとき、俺らはこれ以上にないほど後悔もしたし、あんなにいつも泣かないようなふっかや舘さんが大粒の涙をこぼしていた。



康二は人一倍優しいが故に、人一倍人の言うことを信じやすいし、

誰よりも他人優先で生きてる。

















それが康二の最大の長所であり、




康二の最大の弱点でもあるんだよね。













「康二！佐久間さんお腹すいたから、一緒にご飯食べよう！」



康「えー、しゃあないなー」










でも、それを生かせれるのもまた俺らだってそう願ってるよ。









end






――――――
作者です！


エルナさん、リクありがとうございました！






昨日の更新で、順位が5位！


お気に入り登録1,000人越え！！！



凄く凄く作者嬉しいです！！


ありがとうございます！！



これからも引き続きよろしくお願いします！


では！

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