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目黒side
皿洗いも終わって、康二の方を見れば、
大きな船を漕ぎ始めていた。
「康二、そこじゃ体痛めるし、
ベッドに行こうか」
眠くなってさらに反応が悪くなった康二を抱きかかえて、寝室に寝かせる。
ベッドに横ならせて、布団をかけてあげると、秒殺だった。
「こりゃあ、体力も根こそぎ取られてるな」
康二は、燃え尽き症候群になってから、
体力も落ちて、よく眠るようになった。
俺らが、こうやって一日いてもその半分はよく眠ってる。
でも、康二が眠ってる姿は、あの元気だったこと気の康二のままで。
それが、どこか安心で、
でも、どこか切なかった。
あの日の康二を早く見たい。
寂しがりやで、人懐っこくて、なのに人見知りで。
「めめ、めめ」ってうるさくて。
人との距離感バグってて。
でも、優しくて、思いやりが人一倍あって、泣き虫で。
康二を見てると、あったかくなる。
そんな感情にさせてくれる存在が康二で。
それは誰にも勝ち目がない康二の武器で。
そんな、康二に早く会いたい。
でも、こうなるまで俺らは康二の苦しさに、辛さに、気づいてあげれなかった。
いつも、「大丈夫」って笑って。
だから今、我ながらバカだってそう思ってるけど、
それでも、康二のために何かしてあげたいって。
こんな俺たちでも、ここまで気づけなかったどうしようもない俺たちでも、
どうにかしてあげたいって。
でも、そんな俺たちを康二は避けることもなく、家にあげて。
俺たちを受け入れてくれる。
それが、かえって苦しくて。
康「．．．めめっ」
「．．．寝言か」
康二に呼ばれたと思って、振り返れば、ムニャムニャと寝言で俺を呼んでた。
康二、
俺は、お前の支えになれてるか？
お前は、俺のこと好きでいてくれるか？
俺は、
自信がないよ。
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あずまえりも - ありがとうございます！自分のリクエストした内容を書いてくださって、本当に嬉しいです。続きを楽しみに待っています (2022年9月18日 11時) (
レス) @page24 id: 583ed52dba (このIDを非表示/違反報告)
shin_chan(プロフ) - のんさん» のんさん、ありがとうございます！！いえいえ、喜んでいただいて本当に嬉しいです！これからも、たくさん書いていくので楽しんでくださいね！！！！ (2022年9月15日 11時) (レス) id: 91dd24cbea (このIDを非表示/違反報告)
のん(プロフ) - リクエスト書いて下さり、ありがとうございました！！私の拙いリクエストを反省ノートなどより具体的なお話にして作って頂いて本当に嬉しい限りです！これからの作品も今までの作品も楽しく拝読します！いつも素敵な作品をありがとうございます！ (2022年9月14日 0時) (レス) id: de0e6bb036 (このIDを非表示/違反報告)
shin_chan(プロフ) - 塩ミルクさん» 塩ミルクさん、ありがとうございます！！！これからも頑張ります！！！ (2022年9月12日 11時) (レス) id: 91dd24cbea (このIDを非表示/違反報告)
塩ミルク - リクエストありがとうございました！これからも楽しみに読ませて頂きます！！ (2022年9月7日 0時) (レス) id: e9cef3f092 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：shin_chan
| 作成日時：2022年8月27日 0時
