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佐久間side ページ5

コツコツと犯人が、俺に近づいてくる。






佐「お前っ、誰だ」






?「僕かい?






そうだねー...








____君たちをやった犯人かな?」














そういって俺の目の前にしゃがみこんで、

不敵な笑みをこぼす。





その笑顔にゾッとした。








こいつは普通じゃない。

そもそも、なんで、俺らを誘拐する必要があった?







?「君は偉いね」




佐「は?」



?「可愛い可愛い最年少だもんね。

お兄ちゃんが守らないとだもんね。



それに比べて、あの目黒君は...


ダメだね」






なんで、こいつは目黒のことも俺らのことも知ってる。







佐「おまえっ、何者だよ!

なんでこんなことっ!」




?「それはね...




君の知らなくていいことだよ」





佐「ゔっ!ゲホッゲホッ」







思いっきり、犯人にお腹を蹴られた。





痛すぎて、その場にうずくまる。










?「いいかい?



君たちは余計な詮索をするな。



君たちの大事な弟君だろ?



守りたいよねー。



だったら、君のやるべきこと分かってるよね」









こいつ、完璧イカれてやがる。










佐「めめは!


めめは無事なのか!?」






?「さぁ?


でも、もし変なことしようもんなら...


君たちみたいに、いや





君たち以上の天罰が必要かな?


例えば...




____殺す...とか?

ハハハハ!」





佐「おまっ!いい加減にしろっ!


クッ!」







急に怖い顔になって、俺の前髪をつかんだと思えば、


頭を持ち上げられる。






?「いい加減に?


しろ...だって?


どの口がきいてるのかな〜


それとも...


もうお仕置きが必要?」







そういって、俺の髪を話すと、



立ち上がって、






ラウールのもとに行こうとする。







ラウールが危ない!



反射的に察知した俺は、身動きがとれないから、


そのまま犯人の足を思いっきりかんだ。

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作者名:shin_chan | 作成日時:2022年8月2日 23時

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