阿部side ページ36
翔「お前らさ、もうちょっときれいに飯食えよ」
康「しょっぴー、ゴミ」
翔「これに全部捨てろ」
蓮「しょっぴーの家ごみ箱ないんだ」
翔「だからこれに捨てろ、あっ！めめ！
床に捨てるな！ここに捨てろ！」
皆が翔太の家に集まって、夕飯を食べようってことになったんだけど、
日頃料理をしない翔太の家には調理道具とか食材とか諸々なくて、
結局出前を取ることになった。
それで、皆でご飯を食べてるんだけど、
やっぱり翔太って綺麗好きだから、もう大変。
ほら、気にしないメンバーもうちにはいるから。
佐久間は出前が届いたタイミングで起こして、リビングに連れてきた。
今は、俺の隣に座ってるんだけど、さっきから箸持ったまま舟漕いでる。
阿「佐久間、ソファーに横になる？
眠いんでしょ？」
佐「．．．大丈夫。
ごはん、たべる．．．」
そうはいってますがね、佐久間さん。
さっきから、目しょぼしょぼさせて、
口の中の食べ物ずっともぐもぐしてますよ。
康「さっくん！俺今日お仕事めっちゃあってな、疲れたんよ。
それでな、寝たいんやけど、しょっぴーが腕枕してくれへんっていうねンか。
やから、付き合ってや」
真反対にいた康二が佐久間の隣まで来て、佐久間に頼み込む。
たぶん、てかもちろん嘘だとは思うんだけどね。
佐「いいよ。おいで、康二」
そういって、佐久間が康二を隣に連れてきたと思ったら、そのまま寝転がるから
阿「ほら、お二人さん。
寝るならこっちで寝な」
翔太の家のソファーって簡雍ベッドにもなるタイプのもので、
照がいつの間にか作ってくれてたものに二人を寝ころばせる。
その上に、ふっかがタオルをかけてくれた。
康「おやすみ、さっくん」
佐「おやすみ、康二．．．」
そういうとものの5分も経たずに、佐久間が寝てしまった。
もちろんだけど、康二は起きてて、佐久間のお腹をトントンしてくれてる。
阿「ありがとうね、康二」
康「ええよ、．．．かわええな。
さっくんの寝顔」
前までだったら、全然見なかったもんね。
佐久間が寝てる顔。
まつげは長いし、起きてる時とのギャップもあるから、
余計に可愛く見えるんだろうな。
康二から見ればちゃんとしたお兄ちゃんの年齢なのにね。
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作者名：shin_chan
| 作成日時：2022年8月2日 23時
