Super Moon～君へ紡ぐ奇跡～ (ページ29)

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康二side ページ29

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もう日は落ちて夜になってしもうた。

仕事に言ってたメンバーも来て、俺に話したことと同じことを

阿部ちゃんとふっかさんが話に行ってくれてる。

ラウールのところに照るにいが行ってくれてて、

俺は、佐久間君に付いてる。

康「こう見たら、ただ寝てるだけみたいやのにな」

遊びで寝るのに付き合ってくれるさっくんはいつもこんな寝顔してたっけ？

佐「んっ．．．」

康「あっ、．．．さっくん？

おはよぅ．．．」

さっき、目が覚めた時にパニックになったって言ってたから、

また起こすんじゃないかって不安で、

恐る恐る声掛けをした。

佐「こうじぃ．．．こうじぃ」

点滴の刺さったほうの腕で一生懸命に俺に触れようとしていた。

康「さっくん．．．グスッ、．．．さわってええ？」

佐「こうじぃ．．．こうじぃ」

それでも俺のことを一生懸命に呼ぶさっくんの手を思いっきり、

優しく握りし占めた。

そしたら、少しふにゃって笑ってくれた。

その笑顔がずっと見たくて．．．俺ずっと．．．

康「さっくん．．．おかえり」

佐「スリスリ)．．．」

さっくんは、ずっと俺の手をまるで猫みたいに頬で手の甲をスリスリしてた。

この時間が至福で、この時間がずっと続けばいいのにって。

そう思った。