目黒side ページ18
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蓮「にげろっ．．．にげろっラウール！佐久間君っ！」
蓮「ガバッ)ハァハァっハァハァ．．．なんて夢見てんだよ、
俺．．．」
ラウールと佐久間君がさらわれる夢を見た。
あの日の光景そのもので、
あの時助けられなかったのは、俺が悪い。
あの時、もっと早くあの状況に気が付いてたら、
蓮「俺がっ．．．おれがっハァッハァハァハァ」
深「目黒！
大丈夫、ゆっくりゆっくりでいいから
ごめんな、独りにさせて」
ふっかさんの優しい声と温かい感触が俺に伝わる。
ふっかさんは俺のことをギュって抱きしめてくれて俺のことを落ち着かせてくれる。
蓮「はぁっはぁっ．．．ごめっ」
ふっかさんのおかげもあって少し落ち着いた。
深「いやな夢でも見た？」
蓮「．．．また、佐久間君とラウールがさらわれてっ
俺は何もできなくてっ．．．それでっハァッ」
深「サスサス)．．．そっか。
こんなに震えてるのに．．．俺も情けない」
ふっかさんが俺の身体をさすってくれてるその手は、
俺よりも小さくて、キレイで、
俺よりも大きな包容力があって、
俺と同じくらい震えていた。
深「照、帰ってきたからご飯にしようと思うんだけど、
食欲ある？」
蓮「正直そんなにないけど、
皆のところには行きたいかな」
深「じゃあ、行こうか。
俺に体重預けても良いから」
まだうまく体に力が入らないから、
ふっかさんに支えてもらいながら、部屋を出た。
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作者名：shin_chan
| 作成日時：2022年8月2日 23時
