Super Moon～君へ紡ぐ奇跡～ (ページ12)

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ラウールside ページ12

ラ「んっ．．．ここっどこっ」

目が覚めると、どこか分からない場所にいた。

床が冷たい。

手と足は縛られてる。

おまけに外は真っ暗。

．．．夜ってこと？

確か、仕事帰りになんか黒い人たちに襲われて、．．．

あっ、思い出した。

ラ「佐久間君！」

少し離れた場所に、佐久間君が傷だらけで倒れていた。

いたるところから、血がにじんでる。

誰がこんなこと．．．

もしかして俺たち、マジでやばい人たちに捕らえられたの？

そう思うと、怖くて怖くてたまらなくなった。

ラ「さくまくっ．．．さくまくっ」

なんど、佐久間君を呼んでも返事は帰ってこない。

ぐったりと横たわっている。

俺ら、どうなっちゃうの．．．

怖くて怖くてたまらない。

ラ「おれっハァヒュッハァッ、どうしよっハァハァハァ」

吸っても吸っても酸素が届かない。

それが本当に怖くて怖くて。

俺、このまま死んじゃうんじゃないかって．．．

ラ「たすけてっ．．．。」

俺は、そのまま意識を失った。