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佐久間side
あの後、帰って、疲れ果てて眠って、起きたら熱があって。
それでも、歌番組に出たくて、皆に嘘をついて、出て。
それで、本番にステージに立った...。
ガバッ
「はぁ、はぁ、はぁ...ここっ」
起き上がると、知らないベッドに寝かされていた。
ガチャ
深「おっ、目覚めたか?」
阿「あっ、本当だ」
「ふっか...阿部ちゃん..」
入ってきたのは、衣装から着替え終えたふっかと阿部ちゃん。
深「聞いたよ、目黒から。
お前、ハードスケジュールに体がついて行かなかったんだろ?」
阿「もう、自覚なかったの?
熱、38度越えだったけど?」
阿部ちゃん恒例のお叱りタイム。
「自覚はありました...」
阿「なんで言ってくれなかったの?」
「どうしても、出たかったから」
阿「あのねー...」
分かってるよ。
言わない方が迷惑かけちゃうことくらい。
でも、今回は、仕事が忙しいを言い訳にはしたくなかった。
阿「めめも心配してたよ。
佐久間が体調おかしいの自分は知ってたのに、なんで気づいてあげれなかったんだって」
「そんなのっ!」
阿「うん、めめのせいじゃないよ。
でも、そう思われてもおかしくないよね?」
「...」
迷惑をかけたんじゃない。
...めめを、悲しい気持ちにさせたんだ。
グループの元気印でいなきゃいけない俺が。
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無 - オリジナルフラグたってますよ! (2022年5月10日 11時) (レス) @page1 id: 159037070c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:shin_chan | 作成日時:2022年5月10日 10時