36 ページ36
.
｢何？｣
座っているテヒョンの目が少し怖い。
トーンが低くなった訳でもないけど、なにかちょっとオーラが変わった気がする。
目の前の椅子に座ってテヒョンの目をじっと見つめる。
｢私、付き合ってる人がいるの｣
その言葉でテヒョンは、全身の力が抜けたように背もたれにもたれ掛かる。
｢ふざけないでよ、俺は離れないよ。｣
｢ふざけてないの...｣
｢ふざけてるだろ｣
はは、と笑うテヒョンの目に長い前髪がかかる。
怖い、逃げ出してしまいたい、グク助けて。
なんて思ってもこんな状況になったのも私のせいだ、仕方無い。
｢A、俺はAの事世界一愛してるよ。永遠の愛も与えられるし、Aのためだったら死ねる｣
そう言うテヒョンの声に身震いする。
この狂った感じが怖い、そして私は悟る。
テヒョンは私を手放す気は、絶対にないと思う。
｢愛してる〜｣
別れを告げたと言うのに、テヒョンは子供のような撫で声で頬にキスをしてくる。
｢や、｣
｢やじゃないよ、こっちの方が嫌なんだけど。
今までずっと愛してきたAがさ、他のやつに取られて最高に最悪な気分。
何？もうソイツ以外に抱かれたくないの？
馬鹿な事言ってないで早く俺に体を預けてよ｣
ああ、神様。
これは今まで私が嘘をついてきた事への償いですか？
今までの事は本当に悔やんでます。
だから、どうにか私の気持ちを決めて下さい。
グクとテヒョン、どちらか決められない私の罪な心を...______
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 938人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「BTS」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
しゅほ - Agust dさん» コメントありがとうございます! オチ今凄く悩んでます...その言葉で少し楽になりました笑 次回も頑張ります！ (2019年6月27日 22時) (
レス) id: 1cbf5ce43c (このIDを非表示/違反報告)
Agust d(プロフ) - 続編も心待ににしています 私的にはテヒョンさんオチでもグクオチでも好きですよ♪ これからもファイティンです♪ (2019年6月26日 19時) (レス) id: fea73733b9 (このIDを非表示/違反報告)
しゅほ - らんさん» コメント有難うございます!有難いことにランキングにも入らせて頂いて感謝しかないです;; まだまだ続きますので、良ければ長く楽しんで読んで貰えたらなと思います!! (2019年6月12日 16時) (レス) id: 1cbf5ce43c (このIDを非表示/違反報告)
晴香(プロフ) - 年齢制限がある表現がはいっているのでフラグを付けてください。ルール違反です。 (2019年6月12日 16時) (レス) id: 3bd74a0b60 (このIDを非表示/違反報告)
らん - このお話好きです！これからも楽しみに待ってます！ (2019年6月10日 19時) (レス) id: 16b6c3ee42 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：しゅほ | 作成日時：2019年5月28日 19時
