88 紙 ページ41
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何回も何回も出てくる涙を、何回も何回もゴシゴシと擦る。
痛いし、目は腫れてるだろうけど...
でも、やっぱり嬉しい。
テヒョアに渡された小さな小さな紙を開いて読んでみる。
_Aへ
この手紙を渡されたってことはAと会えたってことでしょう？
初めまして、僕達が貴方の夢のお相手です。
このLIVEが終わったら是非お話したい。
会場から出ずに、最後の一人になるまで待っていて下さい。
僕達が迎えに行きますから。 By防弾少年団
｢う"あぁｯ...ナムジュン、さん....｣
また目からポロポロと涙が出てきて、止まることを知らない。
韓国人の彼ら達が、一生懸命日本語を書いてくれていることも、全てが嬉しかった。
きっとこの大人びた文章はナムジュンさんだなあ、と直感で分かった。
目を細めてステージを見ると、ジンさんとジミンさん、そしてナムジュンさんがこちらを見ている。
｢ジンさんｯ！｣
今度は本当に大きな声が出た。
きっと人生で、1番1番大きな声。
そうしたらジンさんは私に気づいてくれて、目を擦りながら手を振ってくれる。
ジミンさんは両手で手を隠して、肩を上げて震えている。
ナムジュンさんは深く深くお辞儀をしてくれた。
｢army、愛してますｯ！｣
黄色い声援と共に、私の啜り泣く声が高く響いた。
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しゅほ - るいさん» コメント有難うございます! 一気に読んでいただけるなんて光栄です！もう少しで終わる予定ですが、どうか最後まで宜しくお願いします!! (2019年6月7日 21時) (
レス) id: 1cbf5ce43c (このIDを非表示/違反報告)
るい - とっても面白いお話で一気に読みました！ユンギさんと主人公ちゃんがどうなってくのか楽しみです！更新楽しみにしてます！頑張ってください！ (2019年6月7日 0時) (レス) id: 18d18abe21 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しゅほ | 作成日時：2019年5月18日 10時
