87 曲 ページ40
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私が、好きな曲はSpringday。
私が防弾少年団に会いたい、という気持ちに答えるかのように"会いたい"というフレーズが繰り返されているから。
そのSpringdayを楽しみで来たら、感動で泣いてしまうほどだった。
｢この大空を舞う、粉雪のよう___｣
｢舞えるなら君へ、直ぐに辿り着ける筈なのに_｣
ここに来る時にも聴いた、Springday。
本当に本当にそうだなあと思った。
粉雪になって、舞いながらあなた達に会いに行って、ただ温もりを感じたい...って。
｢...え..ｯ!?｣
そんな時、メンバーの皆が2方向に曲がってステージを歩いてこちらの方に向かってくる。
そっか、この通路...こっちに来るためにあるんだ！
こっち方面に来たのはユンギさん、テヒョン、ホソクさんの3人。
｢いやあああああああああ！｣
隣の人の声が大きくて、耳がキンキンする。
本当ならダウンして休みたいけど、このチャンス逃すわけには行けないと思う。
｢ゆ、ユンギさん！｣
一回目は声が小さくて失敗。
どうしよう、そんなに声量もないし、距離も近い訳では無い。
｢ユンギさん！！｣
...駄目だ、隣の人の声が大きすぎる。
ユンギさん達もこちらをよく見てくれているけど、私には気づかない。
と言うか、夢の時の記憶がこっちの世界で消えてしまっていたのならばどうしよう？
こっちの世界の記憶が夢の世界で消えているように...ああ、ネガティブ思考は駄目だ。
｢ユンギさんｯ！｣
｢...ｯ！こんにちは！｣
その瞬間、ばっちりとユンギさんと目が合う。
...気づいてくれた？嘘でしょう？本当に？
ユンギさんに呼ばれてこちらに来たテヒョアも、ホソクさんも私に気づくと驚いたように手を振ってくれる。
テヒョアなんて泣きそうで。
でも、私は号泣だった。本当に、感情の起伏が激しくて...
｢こんにちは！｣
｢ねえ、首見て！｣
他のarmyに気づかれないよう、上手いこと気を逸らせながらホソクさんは話しかけてくれる。
首？と思って見ようとしても、潤った目じゃ良く見えない。
目をゴシゴシと擦って、3人の首元を見てみる。
｢！...ユンギさん、紫のネックレス！｣
｢そうだよ！｣
テヒョアは手をこちらに差し出してくる。
でも、その手は他のarmyに取られてしまって...
どうにかして、触れたくて、手を伸ばす。
｢ありがとう！！｣
手がぎゅっと一瞬だけ握られると、3人はまた行ってしまった。
手の中には、小さく折りたたまれた紙が残った。
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しゅほ - るいさん» コメント有難うございます! 一気に読んでいただけるなんて光栄です！もう少しで終わる予定ですが、どうか最後まで宜しくお願いします!! (2019年6月7日 21時) (
レス) id: 1cbf5ce43c (このIDを非表示/違反報告)
るい - とっても面白いお話で一気に読みました！ユンギさんと主人公ちゃんがどうなってくのか楽しみです！更新楽しみにしてます！頑張ってください！ (2019年6月7日 0時) (レス) id: 18d18abe21 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しゅほ | 作成日時：2019年5月18日 10時
