63 Lie ページ16
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｢みんな寝ちゃいましたね｣
｢そうだねえ｣
夜1時。
片付けも終わらせると、皆倒れるように寝てしまった。
皆はしゃいだからなあ〜
｢ジンさんはどうするんですか？｣
｢僕は帰ろうかな｣
｢ええ、寝て行ってもいいですよ？
ユンギさんのベットも空いてますし...｣
｢良いんだよ、僕は弟達の寝顔見れて幸せ
それにお店の準備もあるしさ？｣
｢あー...確かにそうですねえ｣
皆の寝顔を幸せそうに見るジンさん。
その情景が分からないけど悲しくて。
ただヒョンとのしての顔が美しくて、本当に本当に幸せそうだった。
｢A、辛いことない？｣
｢辛いこと...ですか？｣
ここでの生活は本当に楽しい。
辛いことなんてないし、むしろ幸せ。
なのに、なんで...引っかかるのか。
｢無いですよ｣
引っかかった感情を他所に笑って返す。
不自由も何も無いのに、なのに、何か悲しさがあるような気がする。
｢そうかな？僕には嘘に見えるよ｣
ジンさんの顔が近づく。
私だってこの感情の出だしを知りたい...のに分からないからどうも答えられない。
この感情はどうやって表せばいいの？
｢嘘じゃないですよ。｣
もう1回笑うと、ジンさんは笑って安心したように。
いや、諦めたように立ち上がる。
｢ならいいんだ。じゃあね、また会いに来るよ｣
｢はい、ではまた｣
その後私は2階にあがり、お風呂に入って眠った。
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しゅほ - るいさん» コメント有難うございます! 一気に読んでいただけるなんて光栄です！もう少しで終わる予定ですが、どうか最後まで宜しくお願いします!! (2019年6月7日 21時) (
レス) id: 1cbf5ce43c (このIDを非表示/違反報告)
るい - とっても面白いお話で一気に読みました！ユンギさんと主人公ちゃんがどうなってくのか楽しみです！更新楽しみにしてます！頑張ってください！ (2019年6月7日 0時) (レス) id: 18d18abe21 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しゅほ | 作成日時：2019年5月18日 10時
