夢の喫茶店 ___ SUGA (ページ14)

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14 夜の風ページ14

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｢うぅ......｣

朝起きると酷い頭痛に悩まされる。
オマケに腹痛と傷の痛みも着いてくる。

｢...夜｣

私の睡眠時間はいつの間にかぐちゃぐちゃになっていて。
時計を見ると夜中の?早朝の?4時。
高校なんてもう随分と行っていないし、きっと退学処分の手紙が届いてる筈。
もう何年も開いていないポストの中に。

｢...お母さん.....寝たんだ｣

私は一日のほとんどを寝て暮らしている。
だって夢の世界の中が心地良過ぎるから。
どれだけいても平和で、楽しくて、人柄がいい人ばかりで...

ユンギさんのコーヒーも美味しいし。
ジンさんの｢美味しい!｣と笑う顔も大好きだし、
グク君の可愛い顔もハッキリと脳裏にある。

ただ私は今眠くない。
寝たいのに、夢に落ちたいのに体はもう寝るのを拒否する。

窓を開けると、夜の冷たい風が私の部屋の中を一瞬で支配する。

｢会いたいな...｣

もしも、ユンギさんもジンさんもグク君もこの地球という世界に住んでいて。
同じように苦痛を背負って生きているのなら。
実在しているのなら。
私たちは会えるのだろうか?助け合えるのだろうか?

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