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episode7 ページ8

貴女side




貴女「なるほど…」




やばっ…全然分からん




つうか、シャンプーとリンスって何




呪文かよ…




ジン「まぁ、それ使って頭洗えばいいだけだ…先にシャンプーしてからリンス使え…あと、そこにあるボディソープも使って身体も洗え」




ボディ…ボディ…なんて?




ボディブロー?まぁ、いいや…




貴女「わ、わかりました…」




そう返事をするとずぶ濡れになった彼は




風呂場から出ていった




貴女「はぁ…恥ずかしくて死ぬかと思った」




というか、あの人




ずぶ濡れになったまま出ていったけど…




気にしなくていいか、撃たれそうだし…




ーー…




風呂から出ると服が置かれている




貴女「やっぱり、黒か」




袖を通した時に




サイズがピッタリで正直驚いた




貴女「ピッタリとか…まじか…」




風呂場から出歩くと




広々とした部屋に置かれた大きめのソファー




だが、そのソファーに横になっていても




身体がソファーに収まらず




長い足は突き出している




貴女「やっぱり、ジンさんってデカいな…」




仰向けで目を閉じる彼を見つめる




貴女「この目の下の傷…」




ずっと気になっていた




彼の左目の下に刻まれた傷跡




刃物ではなさそうだ…




弾丸か…?




ジン「何ジロジロ見てやがる」




いきなり目を開きながら起き上がる彼




貴女「ご、ごめんなさい!」




私は、彼のことを何も知らないと




思い知らされる




ジン「なんだ…」




貴女「いえっ…その傷…」




ジン「あぁ…これは忌々しいFBIに撃たれた時の傷だ」




貴女「FBI…」




彼に傷をつけたそのFBIが気になるな…




ジン「お前、俺のこの傷跡をずっと気にしてたろ」




貴女「え!?分かってたんですか?」




ジン「お前が分かりやす過ぎるんだ」




貴女「そうですか?」




ジン「あぁ…」




会話が途絶える




き、気不味い…




ジン「A」




貴女「は、はい!なんですか…」




ジン「俺のこの傷に意味を成せと言ったらどうする」




え…それはつまり、




さっきの風呂場での出来事を思い返す




貴女「じゃあ…」



ソファーに座る彼の前に立った




彼の緑色の瞳に




哀れで醜い私が映り込む




貴女「私が…私なんかが…」




あなたがしてくれた




特別なことをしてもいいのかな…




ジン「A」




優しく囁く彼の低い声




貴女「私には無理です」

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設定タグ:名探偵コナン , ジン , 黒の組織   
作品ジャンル:アニメ
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蒼鳥華香(プロフ) - socoさん» ありがとうございます笑頑張りますね笑笑 (9月28日 1時) (レス) id: 507a40ec7e (このIDを非表示/違反報告)
soco(プロフ) - シティーハンタ〇は面白いですwwwこの小説とても面白いので続き楽しみにしています! (9月27日 23時) (レス) @page2 id: 77539e2974 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:蒼鳥華香 | 作成日時:2023年9月25日 1時

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