episode6 ページ7
貴女side
貴女「えっと…上書きってどうやってするんですか？」
ジン「そうだな…」
なんか、不味いこと聞いたか…
…というかこの人
いつまで服着たまま湯船浸かる気なんだ…
まぁ、投げ飛ばしたの私なんだけど…
そう思っていると
ジン「例えば、お前の傷一つ一つに口付けをする…とかな」
そう言いながら
また鎖骨辺りに口付けを残す
貴女「…なっ」
ジン「それか、新しい傷痕を残すか…」
貴女「え？」
今、傷痕を残すって…
彼の言った言葉の意味を理解するのに
時間はそう掛からなかった
貴女「痛っ…」
さっきは優しくキスを残してくれた首筋に
いきなり痛みが生じた
咬まれた…えっ、咬んだよね…？？
貴女「ジンさん…なんで…」
ジン「痛みっていうのは、身体に起こっている異常を知らせるシグナルみたいなもんだ…」
貴女「え…」
ジン「人間の脳は、その痛みを忘れないように記憶する… その痛みが長引くほど脳に刻まれ、記憶されやすい」
それって…まさに『呪い』じゃないか
ジン「だからお前に新しい『傷痕』を植え付けてやる…お前の全ては俺の物だ…お前は俺だけの色に染まればそれでいい…」
この人はどうして…
貴女「それ、やっぱりおじさん臭いですよ…」
ここまでするのかな…
ジン「お前が誰のものか…この身体に、脳に覚えさせてやる…」
貴女「ジンさんって…私のことそんなに好きなんですか…」
冗談のつもりで言った…そう…
冗談のつもりだったのに
ジン「そうだな…俺はお前が思っている以上にお前のことを気に入ってるんだぜ…だから」
貴女「……っ」
ジン「お前は俺の隣にいろ、一生可愛がってやる」
貴女「は…破廉恥！！」
ジン「うるせぇ…俺は一旦、風呂から出るから綺麗にして出て来い」
貴女「そういえば、風呂のシャワーお湯が出るんですね…さっきは驚いて大きい声出しちゃいましたけど…」
ジン「お前、風呂しらねぇのか？」
貴女「知ってますけど、シャワーは水が一般的ですよね？」
ジン「は？」
貴女「え？違うんですか…」
ジン「お前、髪は洗ったことあんのか？」
貴女「え？髪は水で流して終わりじゃないんですか…」
ジン「…お前なぁ…そこに置いてあるシャンプーとリンスを使え」
貴女「…いち◯？」
ジン「そうだ、い◯髪だ」
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蒼鳥華香(プロフ) - socoさん» ありがとうございます笑頑張りますね笑笑 (9月28日 1時) (
レス) id: 507a40ec7e (このIDを非表示/違反報告)
soco(プロフ) - シティーハンタ〇は面白いですwwwこの小説とても面白いので続き楽しみにしています！ (9月27日 23時) (レス) @page2 id: 77539e2974 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蒼鳥華香 | 作成日時：2023年9月25日 1時
