episode23 ページ24
貴女side
昔のことを思い出していると
バーボンさんが戻ってきた
バーボン「お待たせしました…アラスカ、何かあったんですか！？」
貴女「え？何もないですけど…」
バーボン「じゃあ…どうして」
彼は私に哀しげな顔を見せた
バーボン「貴女は泣いているんですか…」
言われてから気付いた…
頬を伝うこれは…私はどうして泣いてるんだ
あぁ…彼女に会いたくなってしまった
貴女「いえ…これは…」
なんて言えばいいんだ
分からない
貴女「ただ、昔のことを思い出して…それで…」
バーボン「……っ、もういい」
貴女「…え？」
バーボン「もう…いいから、それ以上、何も言わなくていいから…」
そう言って彼は私を抱きしめた
貴女「へっ！？えっ？…」
なんでこの金髪童顔男に抱きしめられてるんだ
貴女「……っ」
でも、不思議と安心感がある…
捻った蛇口から水が出るような
目からボロボロと涙が溢れて止まらない
子供のように泣く私を
ただ、黙って背中を摩る彼
この人も過去に何かあったのは確かだろうし…
私と同じで大切な何かを失ったのかもしれない…
だから、不思議と安心してしまうのか…
分からない…でも、
この時の私の背を摩る彼の手は
温もりを感じさせるような優しい手だ…
貴女「すみません…取り乱してしまって…」
胸を撫で下ろす
バーボン「いえ、落ち着いたのなら良かったです…あ、そうだ…」
彼は手元にあった紙袋を取り出してきた
貴女「……あっ！」
そういえば、服をお願いしていたんだった…
貴女「ありがとうございます…その、色々とすみません…」
ふと車内の時計に目をやると
夜の0時になっていた
しまった…
貴女「やばい…急いで帰らないと…」
バーボン「近くまで送りますよ」
貴女「いえ、ここで大丈夫です」
走ればいいか…
車から急いで降りた
貴女「バーボンさん、今日の借りは必ず返しますから、誰にも言わないで下さいね…それじゃあ！！」
バーボン「おい、アラスカ！！…って速っ…」
紙袋を抱えて猛ダッシュする…
貴女「うおおおおお！！」
速く戻って、寝ないと
映画を見てる途中で寝てしまう…
それは嫌だ！！
だって…明日は
貴女「明日はシティー◯ンターだぁぁあ！！」
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蒼鳥華香(プロフ) - socoさん» ありがとうございます笑頑張りますね笑笑 (9月28日 1時) (
レス) id: 507a40ec7e (このIDを非表示/違反報告)
soco(プロフ) - シティーハンタ〇は面白いですwwwこの小説とても面白いので続き楽しみにしています！ (9月27日 23時) (レス) @page2 id: 77539e2974 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蒼鳥華香 | 作成日時：2023年9月25日 1時
