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episode21 ページ22

貴女side




バーボン「後悔はない、か…」




貴女「はい」




バーボン「気になってましたが…いつから殺し屋をし始めたんですか?」




貴女「もうだいぶ前のことなので…いつからか覚えてないですね…」




バーボン「幼い頃からですか…」




貴女「ハァ…そうですよ…」




溜め息を吐き、無愛想にそう返事をする




貴女「あまり過去の話はしたくないですね」




バーボン「すみません、気を悪くしましたか…」




貴女「……バーボンさんには忘れたくても忘れられない過去はありますか…」




彼をふと見ると




憎悪を抱いたかのような顔つきをする




バーボン「ありますよ…けして、忘れることなんてできないことが…」




彼にも過去に何かがあったのだろう…




それなら




貴女「それと同じで、私にとって過去は…忘れたくても忘れられない…思い出したくないことです」




けして、拭うことのできない




深く刻み込まれた赤い血の感触が




まだ両の手に残っている




あの日以来




拳銃を握ることができなくなってしまった




貴女「それを蒸し返すようなことはあなたもされたくないでしょ…なので、これ以上は聞かないで下さい」




バーボン「…そうですね」




貴女「すみません…」




バーボン「話がだいぶ逸れましたね…明日の服装を考えましょうか」




貴女「いえ…もう大丈夫です」




帰りたい…




バーボン「でも、ジンに良く見せたいんですよね」




貴女「まぁ…そうですけど」




バーボン「なら、店は閉まっているので僕が作りましょうか?」




貴女「それは、流石に悪いですよ…」




ん?この人、今作るっていった?




バーボン「そう遠慮なさらないで下さい、さっきのお詫びだと思って…ね?」




貴女「じゃあ…お願いします」




服を作れるのか…スペックが高いな…




バーボン「時間もないので、前にジンからの命令で貴女の服を用意した予備がありますので、それに一手間加える感じにしましょうか…」




あ…何着かあったあの黒い服は




バーボンさんが揃えてくれたのか




貴女「それでお願いします…」




バーボン「といっても、女性の服を作るのは初めてなのであまり期待しないで下さいね」




貴女「色々とすみません…本当にありがとうございます」




そう御礼をした後に車が停まる




バーボン「ここで待ってて下さい」




彼はそう言葉を残し車から出ていった




貴女「何してようかな…」

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設定タグ:名探偵コナン , ジン , 黒の組織   
作品ジャンル:アニメ
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蒼鳥華香(プロフ) - socoさん» ありがとうございます笑頑張りますね笑笑 (9月28日 1時) (レス) id: 507a40ec7e (このIDを非表示/違反報告)
soco(プロフ) - シティーハンタ〇は面白いですwwwこの小説とても面白いので続き楽しみにしています! (9月27日 23時) (レス) @page2 id: 77539e2974 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:蒼鳥華香 | 作成日時:2023年9月25日 1時

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