episode2 ページ4
貴女side
貴女「初めての告白…上手くいかず撃沈しました」
「そうなのかい…」
貴女「はい…」
「あーちゃん、いい子なのにね」
貴女「おばあちゃんたち、優しい…」
初めて天使と話をして、そして告白し
盛大に振られた私
メンタルが崩壊寸前だが
仕事は待ってくれない
ここの利用者さん
おじいちゃん、おばちゃんは基本優しい
今私は、おばあちゃんたちに囲まれ
メンタルケアをしてもらっている…
普通、逆だが…
みんな優しいので甘えてしまう
「あーちゃん、また外に変なのうろついてるからお願いしていい?」
看護師さんに声を掛けられた
貴女「分かりました!」
急いで外に向かう
「あーちゃん、走らない!」
貴女「すみません!」
ーー…
地味な服に、サングラス、帽子、マスク
明らかに不審者
貴女「そこの見た目がいかにも怪しい人!!」
「なんだ、お前は?」
貴女「ここの介護士、言わばセコ◯みたいなものだ!!」
「はぁ?セ◯ムってあのホームセキュリティとかなんとかって…まぁ、いい」
貴女「返り討ちに会いたくなければ、今のうちに逃げた方がいいと思うぞ」
「お前の方こそ丸腰で来るとはな!喰らえ!!」
刃物!?どっから出したんだ
だがっ、
貴女「ふんっ!!」
刃物を上に蹴り上げ
みぞおちを殴りつけた
「ぐはっ!……」
貴女「あ…」
やばい…力加減ミスったかも…
貴女「やり過ぎた…」
呼吸困難ってやつ?
なんか、ゼェゼェしてる
どうしよう
貴女「こういう時は誰か呼ばないと…」
あたふたしていると後ろから
「おい!!」
この声、聞き間違えるわけない
ゆっくりと後ろを振り返る
あぁ…やっぱり
貴女「天使…」
何故ここにいるんだ
「どけ、この男を尾行してたら…まさか、君に遭遇するとは…」
目が合った…まさに美の化身
「ぼさっとしてないで手伝え…放っておく訳にはいかないからな…」
こんなやつを助けるのか
さすが天使…
貴女「じゃ、じゃあ…どうしたらいいですか」
「まずは、ゆっくり上半身を起こして、そこから頭を軽く上げろ…」
貴女「はい」
言われた通りに動かすと
しばらくして不審者の呼吸が
落ち付いてきた
貴女「危うく、殺しそうだった…」
「まぁ、半殺しだったがな…」
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作者名:蒼鳥華香 | 作成日時:2023年9月4日 8時