prologue ページ1
貴女side
貴女「今日も私の天使が尊い…」
電柱から彼を見守るのが
ここ最近の日課だ
天使の名前は『安室透』
天使と同じ苗字なんて
まさに運命じゃないか
いつも通り天使を拝んでると
天使の使いのメガネが話しかけている
貴女「チッ…また、あいつか…」
そのメガネに少なからず嫉妬する私
ーー…
しばらくすると
私の尊い天使の頭上に怪しげな影が…
貴女「あ、危ないっ！とりゃぁあ！！」
なんかよくわからないものを破壊して
天使にいい所を見せることができた…
これで天使は私に惚れるに違いない
すると、メガネが話し出す
「コ、コンクリート製の…ブ、ブロックを一撃で…に、人間ではとうてい不可能なはずだ…」
と驚き引いた顔をするがどうでもいい…
私は天使に惚れてもらえればそれで…
「い、一体…な、何者なんだ君は…？」
あれ？天使も驚いた顔をしながら
少し引いている気がする
貴女「私は安室A！あなたに…天使に一目惚れしました！最近はあなたを拝むのが日課です！！」
「待て…天使って僕のことか？それに…拝むのが日課って…なるほど…いつから僕のストーカーをしていたんだ」
貴女「ストーカー？勘違いしてますよ…私は天使を陰ながら見守り、拝んでいただけですよ…見守り続けて半年は立ちますけどね」
「半年…この僕が全然気づかなかったなんて…」
あれ…なんか驚いてる？
まぁ、でも
いいところも見せられたし
今がチャンス！
貴女「愛しの天使、私と付き合って下さい！！」
「断る…風見、捕まえろ…」
「え？」
貴女「振られたぁあ！ぬおおおお！！」
そう叫んでその場から逃げた
「なんなんだ…あのストーカーは…」
これが私と天使の最初の出会いだった
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作者名：蒼鳥華香 | 作成日時：2023年9月4日 8時
