にゃんて日だ！ ページ3
Aside
「ゾム、おいまてゴラァ！」
(くそ、やっぱあいつ速いな)
しばらくおいかっけこをしていると、ゾムが体育館に入っていくのが見えた
(あいつ、逃げ道ないとこ選びよった。やっぱアホやな)
ゾムに続いて体育館に入るが、姿は見当たらない
(どこ行ったんや)
ふと体育倉庫を見ると微かに扉が開いていた
(あそこやな)
静かに扉まで近づく
「ゾム！もう逃げられへんで、観念しぃyっ」
勢いよく扉を開けたところで転び、マットの上にダイブした
(あかん、転んでしもた、、、て)
「なんやこれ、」
気付くとバドミントンのネットで上半身が巻かれていた
zm「ふーん！おいしいぜ！」
「！
ゾム、てめぇ、嵌めやがったな！」
しゃがんで俺の顔を覗き込むゾムを思い切り睨みつける
「っこれほどけ、ぅっ、尻尾触んな！」
唯一動かせる足をジタバタさせていると、足を掴まれる
zm「もう逃げられへんで、観念しぃや」
さっき俺が言ったセリフをそのまま返される
「くそっ、解けっ、ん、。耳、いじんなっ」
どれだけ抵抗しても、ぐるぐるまきにされた体は思うように動かない
「ん、っく、ぁ、」
〈なんで俺らがここの戸締りしなきゃなんねーんだよ〉
〈仕方ないだろ、断らなかったのお前だしな〉
〈断らなかったんじゃなくて、断れなかったんだよ！〉
誰かの声がする
(ガラガラ
扉が開いた
〈え、なにしてんすか〉
「や、これは、こいつがその」
ちっ、と舌打ちをしてどこかへ去っていくゾム
「ゾム！お前、これ解けゴルァ！」
「くそ、あいつ、俺のこと置いて帰りやがった」
sho「後輩に見られるなんて災難やったな」
横でパックのジュースのストローをかじりながら、シャオロンが言う
シャオロンは家が近く、たまに一緒に登下校する
周りに”あいつら”がいるとうるさいが、俺と二人の時は割と落ち着いていて、話しやすい
「ゾムのやつ...ほんまありえへんわ」
sho「ふっ、」
「なにわろてんねん」
右の拳を構える
sho「ちゃうちゃう、ただ、想像したらカオスで、ちょっとおもろいなってw」
ツボるシャオロンの腹に一発入れようと拳を振るも避けられた
sho「猫パンチは効かへんよ？じゃあの」
そう言って去っていくシャオロン
気付けば俺は家の前に到着していた
はぁ、とため息をついて家のドアを開ける
待ち構えていたかのように姉貴がたっていた
手には猫じゃらし
「今日はほんまになんて日やぁあああああああ」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 145人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「wrwrd」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
夕焼けの家路 - あ“あ”あ“あ”あ“‼︎‼︎神作品すぎる‼︎更新頑張ってください‼︎ (2022年4月8日 23時) (
レス) @page5 id: 30ee96ed2c (このIDを非表示/違反報告)
Iam猫 - おっふ(尊死) (2022年4月7日 11時) (レス) @page3 id: eb11858115 (このIDを非表示/違反報告)
三日月 - さいっこうっすわぁ！！更新有り難う御座いますぅ！！！がんばってください！！！ (2022年4月6日 17時) (レス) @page3 id: 918b15eb68 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ここなつ | 作成日時：2022年4月1日 14時
