第録百捌話 ページ21
避けながら交渉を続ける
｢此方はまだ君に傷をつけてないし、上に報告をする気もないよ｣
真「それ俺に関係ある？」
ですよね
トン、と何かに当たる。...御老人だぁ
｢うわーー！すみません！｣
と言いながら前に寄越された変形した人を蹴りあげそのままクルリと老人を避けて着地した。
その隙に手が胸元を掠り釦を取られた。捕まえる気満々だったの??やめてや
てか此処まで戻ってしまった
老「お嬢さん、大丈夫だよ」
老人が喋ると真人は動きを止めた
その隙にここぞと言わんばかりに糸で真人をグルグル巻きにして移動した
｢出来れば今は大人しくしといて｣
真「俺が聞くと思う？」
パンッ
肩に手が置かれた。直ぐ様距離を取る
が、何も変化せず七海さんみたく変形された感じがしない
代わりに真人の手が中から弾けたようになっていた。
治った手を開いて閉じてを数度しているので真人自身も疑問に思っているんだろう。
此方を見た時の目は幼子が面白い玩具を見つけた時の瞳をしていた
真「ねぇなんで変わんないの？君の魂面白いね！」
もう一回と言うようにどんどんと距離が縮まる。殺意がないとこんなにも油断してしまうのだろうか
手を取られるのを一瞬引いたが直ぐに取られてしまう。目がすっごいキラキラしてる...苦手
真「えー！なんでー？」
ギャルかよ。再度手を引いてもびくともしない。あぁこれ捕まったやつだ。下手したら腕千切られそう
それに、私が知るわけないし...
ーという事で読者の皆様にだけお話させて頂こう。阿倍野ちゃんは1度向こうの、というか呪術廻戦の世界線ではなく僕達がいるような普通の世界線に来ている事が原因。
世界線毎に元々の魂があるが、それを無視して阿倍野ちゃんの魂は彼方に1度転生した。負荷がかからない訳でもない。それなのに消滅せず戻ってきた。強い他に、彼方の魂も同時に生成されていき、それが不完全に混じっている危険な状態。例えるなら混ぜるな危険を爆発寸前まで少しずつ混ぜている様なもの。
そこに手を突っ込んだ攻撃は渦巻く魂にクルリと流され真人に見事カウンターが決まった、という感じである(わかりにっくい)ー
真「皆に見せよ〜」
ひょいっとそのまま抱えられスタスタと歩いていく真人。ちょっと待て皆って何処の皆？え？
...あぁ、もう今日は選択を色々と間違えたみたいだ。真人の登場に対して少し歓喜した自分がいたことが主な原因かもしれない。
精々死なないようにしよう
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 105人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ねこくらげ(プロフ) - 莉緒さんコメントありがとうございます！此処まで一気読みとは...！！ありがとうございます！！！ (2022年2月20日 16時) (
レス) id: 164103a512 (このIDを非表示/違反報告)
莉緒 - 一気読みしました!!続きが楽しみです！ (2022年2月20日 15時) (レス) @page23 id: e8a57b3ea6 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ねこくらげ | 作成日時：2021年9月7日 16時
