第録百伍話 ページ18
虎「あれ、外した?」
手をワキワキと動かして勢いよく壁をぶち破り、前出された少年を呪霊が掴んでいる腕を斬って離した。少年は悠仁の安否確認の声にコクコクと首を振る。
片腕と勝てる算段がなくなった呪霊は壁をすり抜け逃亡。そしてズルン、と壁から栄える様に出てきた
五「お」
伏「祓います」
五「待って」
藁人形が腕の上に置かれた。
＿ども久しぶりの解説です。解説といっても藁人形の豆知識なので飛ばしても大丈夫。女郎蜘蛛では設定の解説やら調べた事や何やらやらなかったけど、メイン人物の事なのでやりたくなっただけです。調べれば書いてある情報だからまとめた感じに近いかも!
藁人形。中国ではこれらの事を芻霊、芻人とよび死者の埋葬の際に用いられた。日本では平安時代に疫病が流行った際、病魔撃退の為藁人形が道に立てられた。他にも畑を食い荒らす害虫に対して用いる習俗(虫送り等)がある。一部では魔除けにも使われた。人形の他馬の形(藁馬)を模したものもある。
呪いに関しては藁や稲を神聖視した現れであり、信仰や呪詛的なものに使われた。藁人形を神木に打ち付ける丑の刻参り(丑三つ時に相手との同調関係、髪等を埋め込み五寸釘を打つ)はそれである。長い!＿
野「芻霊呪法」
野「共鳴り」
ドクン、と脈打つものが一等大きく音を鳴らすと呪霊の動きが止まる。針の様な、いやあれは釘(野薔薇ちゃんの持ってる釘と同じ色をしていた為そう思うことにした)が呪霊の皮膚を突き破り出てきた。呪霊は奇声をあげザラッ、と塵になった
恵は玉犬を出そうとした手が空に止まっている
五「いいね。ちゃんとイカれてた」
悠仁と野薔薇の言い合いが始まった。注意から始まり鉄コンではなかったから壁をブチ破った事、呪術高専に来た理由。
野「田舎が嫌で東京に住みたかったから」
確かに金を気にかけなくていい
虎「そんな理由で命懸けられんの?」
野「懸けられるわ。私が私であるためだもの」
振り返ったその顔はきっと誰よりも綺麗だ。
これが釘崎野薔薇。好き
...なんか少し私と似てるかも。なんて烏滸がましいこと思っちゃたよ
野「そういう意味ではアンタにも感謝してる。わたしが死んでも私
野「ありがと」
少し頬を染めてるの知ってんだかんな?悠仁クンよぉ。かわよ
野薔薇ちゃんはこれで貸し借りなーし!、と言っている。その情緒になんだコイツ、と言う悠仁がいた
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ねこくらげ(プロフ) - 莉緒さんコメントありがとうございます！此処まで一気読みとは...！！ありがとうございます！！！ (2022年2月20日 16時) (
レス) id: 164103a512 (このIDを非表示/違反報告)
莉緒 - 一気読みしました!!続きが楽しみです！ (2022年2月20日 15時) (レス) @page23 id: e8a57b3ea6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ねこくらげ | 作成日時：2021年9月7日 16時
