年下の女子である私に ページ10
シナ「もう・・・。さ、これからの事を説明するわね。本格的に仕事が始まるのは明日から。今日は基本的に挨拶回りよ。天女に悪いイメージを持っている人も多いし・・・」
A「そうですか、ありがとうございます、頑張ります!」
着替えたらまず吉野先生のところへ。
吉野「どうも、道具管理主任の吉野作造です。あなたが天女様ですね」
A「いえ、AAと申しますので、Aとお呼びください。」
吉野「そうですか。では、天女様ではなく、事務員と扱わせて頂きますので。」ニコ
あっ、この人天女が相当嫌いだ。
A「はい!明日からよろしくご指導ください!」
深々と頭を下げると、吉野先生は細い目を見開いた。
吉野《脅してやろうと思ったけれど・・・やめましょう。この笑顔を見てるとバカらしくなってくる。》
吉野「今日は、小松田君に学園を案内させます。小松田君」
呼ばれてのそのそと出てきた小松田さん。可愛い。
だが、小松田さんは、自分より小さい年下の女子である私に怯えた表情を浮かべている。
可哀想に。私は必死で『敵じゃないよアピール』を発動。少し表情は和らいだ。
A「はじめまして、AAです。十二歳なので、小松田さんの後輩にあたると思います!よろしくお願いします、小松田先輩!」
『年下である』ということもさりげなく伝える。さっき驚かれたし。
シナ先生もその意図には気づいたようで、苦笑いしていた。
秀作「えっ、十二歳!?大人っぽいねぇ、よろしく!」
秀作《後輩かぁ、嬉しいなぁ、可愛いなぁ///》
多少驚かれたものの、警戒はといてもらえたようだ。敬語もついていない。
秀作「いつでも沢山頼ってね!さぁ、行こう!」
頼もしげで楽しげな声で笑い、小松田さんな私の手を取ると引っ張り気味に歩きだす。
嬉しいんだろうなぁ。
でも、
ちょっと、
痛い(涙)
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サラサにょほほ - はなびキラーさん» やほやほ。はなびん暇なんだな?(確信) (2020年3月3日 16時) (レス) id: 6daa84f40c (このIDを非表示/違反報告)
はなびキラー - 今自分の作品見てたらここに飛べてビクった。ランキングたっか。すげぇ (2020年3月2日 20時) (レス) id: a940a88276 (このIDを非表示/違反報告)
サラサにょほほ - はなびキラーさん» 偉そうやなー。面白い・・・意外?意外と? (2020年2月8日 15時) (レス) id: 82093927be (このIDを非表示/違反報告)
はなびキラー - ん、意外と面白い。←偉そうww ぬが吉も読みな (2020年2月8日 14時) (レス) id: a940a88276 (このIDを非表示/違反報告)
サラサにょほほ - ぬるさらメロンソーダさん» ありがとうございます!嬉しいです!天女ってまだいまいちよくつかめていないので心配ですが・・・やる気でました!頑張ります! (2020年1月9日 22時) (レス) id: 6daa84f40c (このIDを非表示/違反報告)
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