【忍たま・天女】ここまで願ったわけじゃない。

遅れちゃいますよ？ ページ9

シナ「貴方達、行かなくていいの？もうすぐ授業でしょ？」

五年生「あっ！！」

　急に慌てだす五年生の皆。急いで私の部屋から出る。

兵助「それじゃあね、Aさん！」

三郎「また話そうな！」

雷蔵「困った事があったら言ってね！」

八左「いつでも話しかけてくれ！」

勘「頑張ってね！お邪魔しました〜」

　ダダダダダ

　私に笑顔を向け、五年生達は廊下を走る。

シナ「こら、歩きなさーい！」

A「ふふっ」

シナ「もう・・・。あ、ごめんなさい、この部屋の匂い、嫌だったわよね？前の天女の匂いが染みついちゃって。言ってくれれば良かったのに。」

A「いいえ、お気になさらず。」

シナ「やっぱり貴女は他の天女と違うわ。今までの天女なら『部屋を変えてくれ』とか、言うに決まってるわ。」

　うん、どうしてワガママ天女ばかりなのかな。忍たま好き全員が全員流行り物とか香水とか好きだと思われたくない。

シナ「安心して。私は貴女のことが好きよ。私は貴女の味方。」

A「あ、ありがとうございます！」

　この人をこれ以上傷つけたくない。

　なるべく過去に触れないようにする方がいいかな？思い出させたくないし。いや、でも知らないと慰められない、でも慰め方も分からない。

　うーーーーーん。

　まぁ、でも今の私が言えるのは、

A「私も、シナ先生のこと、・・・す・・・好き、です(//ω//)」

　言わなきゃよかったぁぁああ！

　恥ずかすぃいい！

シナ《・・・！なっ、なんて可愛いの///！？》

シナ「嬉しいわ！いつでも頼って！」


五年生《ﾁｯ、羨ましい・・妬ましい・・・好きって言われたい・・そこ変わってくれよシナ先生・・・！》

シナ「貴方達！部屋の外にいるのは分かってるわ！」

五年生「！？」

　ガラッ

A「・・・授業、遅れちゃいますよ？」

五年生「ごめんなさーい！行ってきます！」

A「はい、いってらっしゃい。」ﾆｺｯ

五年生「///！？」ｽﾞﾄﾞｰｰｰﾝ

　熱を帯びる五人の顔。

五年生《ｳﾋｮｰｰ(((o(*ﾟ▽ﾟ*)o)))ｰｰ》

五年生「頑張ります///」

　ダダダダダ

シナ「歩きなさいって言ってるでしょー！」

年下の女子である私に→←思った以上の・・・^_^;

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