【忍たま・天女】ここまで願ったわけじゃない。

痛いほどよく分かる。 ページ15

小松田「ここが図書室。僕はここにいるから、帰る時は言ってね。」

　おお・・・アニメやマンガで見たまんま・・・

　本大好きだから嬉しいなぁ。よし、読もう。

　平積みになっている本の中から、気になるタイトルのものを数冊取り、一番はしっこに座った。

A(こっ、これは、アニメで勘右衛門がかりていた『さわやかのススメ』じゃないかぁっ！)

　さっそく手をつける。やはり室町、字が流しそうめんだが、ある程度読める。

　午後の授業の終わりを告げる鐘が鳴り響いた。じきに生徒達が集まってくるだろう。


モブ《天女だ・・・》

モブ《うわ、天女だ・・・》

　至近距離で心の声が聞こえる。ええい、無視だ無視。

モブ《へぇ、今回の天女は本読むのか》

モブ《今までの天女は読まなかったからな・・・》

モブ《あーあ、図書室が使いづらくなる》

　・・・うん(涙)。

　傷つく(涙)。

　私見ただけで図書室から出るのやめようよ(涙)。

　ねぇ図書室を無人にするのやめようよ(涙)。

　傷つくから(涙)。


　残ったのは当番の能勢久作。

　キレやすい能勢久作。

　目が合うと、彼は怯えたように目をそらす。

A(年下に怖がられるのはダメージでかい(涙))

　今なら顔怖い舳丸さんの気持ちが痛いほどよく分かる。

　とかなんとか、心で喋ってる間に手元の本は読破した。新しいのを取りに行きたいけど・・・

　立ちづらい。

A(なるべくサッと行ってサッと戻ろう・・・)


スタスタスタ


　途中の机に小松田さんが突っ伏して寝ていたのは、なんだか和んだ。





久作「・・・・・何、してるんですか？」



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「必見！」のところのリンク、正しいのに張り直しました〜


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なおそ→←怒ってます？？？

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