【忍たま・天女】ここまで願ったわけじゃない。

いけません仙様いけません ページ13

秀作「見て！こっちこっち」

　再び校庭に出て、小松田さんの手招きする方へ行くと、六年生達が実技の授業を行っている様子が見えた。

　合同のようで、い組もろ組もは組もいた。

秀作「見学してみようよ！」

　私達は、少し離れた木の下で、六年生達を見ていた。


　六年生達は二人一組になって戦っている。

A(あ、立花仙蔵)

　サラッサラの髪の毛で仙蔵と認識。うん、間違いない。

　そのまま彼を見ていると、目が合った。

仙蔵《おや、Aじゃないか。私に見とれているのかな》

　いけません仙様いけません。

　ナルシストはいけません。どこかの滝夜叉○になってしまいます。

　私に向かって謎の笑みを浮かべると、相手を軽く倒した。

A「おお・・・」

　驚く私の顔を見ると、満足げに仙蔵は下がっていった。

　また目線をうろつかせていると、今度は伊作と目が合う。

　どうやら伊作は私の事をずっと見ていたらしい。

伊作《！目が合った///！》

　とても嬉しそうに手をふる伊作に迫る相手。

　ドンッ

　呆気なく伊作は倒れてしまった。油断するから〜。

　その隣では、留三郎と文次郎が激しく戦っている。

　ぶつかり合う金属音が、空いっぱいに響きわたる。

　周りの人たちは、いつ流れ弾が来るか分からない状況で授業どころじゃない。

A(ナゼアノフタリヲクマセタ？)

怒ってます？？？→←頭を使うのが、一番カロリーを使うらしいよ。

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