山下さん ページ4
ゴロゴロっっ!!!
「おおお、」
今日は台風で大嵐です。
健二郎君は仕事って言ってたなぁ大変だなぁ
彼氏の健二郎君は私の家から二駅行った中目黒ら辺に住んでる。
てか嵐すごー…
停電とかになったら復活が遅いからなぁ
1人暮らししてたら台風も慣れたけど…
ブブッ
ん?あ、健二郎君…
画面を見ると健二郎君から連絡が入ってきた。
山下 健二郎真白ー大丈夫か??
心配してくれたんだ…
真白大丈夫だよー!雷平気だから!
山下 健二郎そうか停電なるかもやで…?
真白全然大丈夫!くらいの平気になったし!
…
(あれ、返事返ってこない…既読ついてるのに…撮影始まったのかな?)
ブブッ
え、臣さんから?
臣真白?ごめん!充電切れてもた!
あらら
多分これ健二郎君だよね…臣さんの携帯借りたのかな?
臣てか暗いの大丈夫なんや。ならよかったわ。
真白うん!だから仕事頑張れ!
ドガァァァァァンッッ
バちんっ!
「あらら…健二郎君が言ったそばから…
シャッター締めてるから一切見えないや…
今からあげに行くのも危ないし…」
動けないね…
って!?携帯電源つかない!?
え!?充電あったのに!バグ!?
ボタンをいくら押しても付かない。
…光完全に無し…
流石にちょいと怖い気もする…
「くらいの大丈夫だけどここまで暗いのは…
んー、寝るかぁ…」
後ろのソファーに感覚だけで乗り寝転ぶ。
嵐の音の中静かに眠った←
・
・
・
んー…気持ちー…にしても誰かいるのかなぁー…声がする…
眠っているけど声が聞こえる…
『!…ろ!…し…しろ!…ま…』
んー…健二郎…君?
『真白!!』
「ん…んぁ…え?」
目を開けるとそこには物凄く焦った表情の健二郎君
「健二郎く」
名前を呼ぼうとした瞬間ギュウッと抱きしめられた。
健「…あほっ!!!
連絡つかんくてめっちゃ焦ってんからな!?
電話してもでーへんし、俺の携帯復活してからライン見ても何もきてへんし…
家来たら真っ暗で…真白ソファーで目覚まさへんから…めっちゃ焦った…」
抱きしめられる腕は少し小刻みに震えていた。
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作者名:ミコル・リア | 作成日時:2017年12月2日 10時