喧嘩/岩ちゃん ページ15
「もういいもういい！！！！
知らないよ！」
とか怒鳴って三時間。
只今猛反省しながら公園のブランコに居ます。
しかもここ何処の公園なの…
で、喧嘩の理由というのが…
岩ちゃんとなかなか話せなくて…
岩ちゃんが頑張ってるって知ってるのに…知ってるのに…
つい、拗ねちゃって…
岩ちゃんと言い争いになって家を飛び出した。
携帯だけ持って…
「…」
.
ﾋﾟｺﾝｯ
.
｢…岩ちゃん…？｣
岩ちゃん真白!!!どこにいんの?!
ひぇぇ…ｯ怒ってる…よね…
真白わかりません。岩ちゃんえ?分かんない?
わかりません。
真白はい。あとさっきはごめんなさい。
そう送ると、いきなり電話が掛かってきた。
｢…出にくい…｣
けど…出なきゃ心配してるよね…
ﾋﾟｯ
｢は、い…｣
岩｢ｯ…ﾊｧｯ…真白…ｯ？
ﾊｧｯ…近くに何ある！？｣
…探してくれてる？
｢っ…ぅ…ｳｳｳｩ…｣
申し訳なさとわからない場所にいる不安さで涙が出た。
岩｢…ｯ…木…とか建物とか…ある？
大丈夫。絶対迎えにいくから｣
｢ｯ…茶色の建物ｯ…が…ﾋｯｸ…ある…｣
岩｢茶色？
…分かった。待ってて。｣
そう言って電話が切れた。
時間は20:14。
冬だから寒いし暗い。
上着は来てるけど薄い。
.
.
.
15分後
｢…ﾋｯｸ…ｩ…｣
ｻﾞｯｯ―
岩｢まっ…真白…ｯ!!!!｣
｢岩ちゃｯ…｣
岩ちゃんが来てくれた。
その瞬間走ってきて私を抱きしめた。
岩｢ごめん…俺もずっと一人にしてた…
ごめん…｣
｢うわぁぁぁｯ…ごめんなさいｯｯ…ﾌｩ…ｳｩｯ…
岩ちゃんがｯ…頑張ってる…のｯ知ってたのに…ｯ｣
ごめんなさい…
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作者名：ミコル・リア | 作成日時：2017年12月2日 10時
