魔法使いの遊び事？【d!】 (ページ20)

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ゾムside

…寝れん
なんで皆普通に寝てんのか分からんいつ襲われるか分からんに…

ガチャ…

ん？物音…やっぱり襲いに来たんやないか？
どないしよう…皆ちゃんと守れるかな…ちょっと外の様子見てみよか

『_________』「_______________」

「_________」

…この距離じゃ聞こえんけど何か話しとる…アイツ帰ってきたんやな…多分皆も気付いとる思ってるけどアイツ俺達の前のシュジン所行ってきたんやと思う…なんでこんな事すんねやろ…俺達は所詮奴／隷
やんに…

『______________』

「「______」」

あ！アイツ部屋入ってった！…どうせアイツも前の奴らがしたみたいに同じ事するんやきっと部屋で何か企んどるや…聞き耳立てたろ

『______________』

ん～…全然聞こえん…何言うとるかもわからんし、何しとるかも分からん…

ガチャ

「うおっ！」ドサッ！

びっっくりしたぁ…でもどないしよう…聞き耳立ててんバレた…殴られるんかな…それとも…

『す、すまない！大丈夫か？』

…なんで…や？なんで俺の心配しとる？悪い事したんやから殴らんの？なんで…なんでコイツは俺達に…優しくすんねん…なんで…

『えぇっと？だ、大丈夫…か？やっぱり何処か怪我したのか…？』

「…でや」

『へ？』

「なんで…お前は俺らに優しくすんねん」

『なんでって…お前達はもう家族だろう？』

「！！」

嬉しいかった初めて家族と呼ばれて凄く嬉しかったそれと同時にコイツにはやはり何か裏があるんやないかと疑っとる自分がおった…やから聞いたんや

「な、なんでや…？」

『なんでって…そうだなぁ～…私はお前達を買ったこれってもう家族って事じゃないか？』

そこで分かったんや
コイツは裏なんかないただただ俺らの事を大事に思っとる事を
コイツの理屈はよく分からへん…やけど裏がないっちゅう事が分かればもう俺はええ
やから教えた

「…ム」

『ん？』

「俺の…名前ゾム」

『ゾムか…いい名前だな』

「！ほんま…？」

『あぁ…本当』

嬉しかった俺がただ一つ親に貰った物だったからそれが褒められたんや
俺の親は小さい時に〇されてしもたんや
やから記憶があんま無いその中でただ一つ名前だけ親に貰たんやもうグルッペン達以外に呼ばれることの無い物やったと思っとったけど呼ばれた時すっごい嬉しかったんや

『さぁゾムもう寝る時間だよ』

「ん…」

安心したら眠なってきたもう寝よう