雅said ページ49
リーダーとニノの近くに座る。
しばらくして咳をしたニノの目がゆっくりと開かれた。
「ニノ！よかったー。大丈夫？」
ニノはまだぼーっとしていて辺りを見回す。
あれから長い時間が経った気がしたけど実際は10分くらいだったみたい。
先「目覚めました？気分はどうですか。」
ニノは先生を見てゆっくり瞬きを繰り返すけど何も言わない。
智「ニノ具合どうって。」
ニノの左手が宙を彷徨ったのでそれを掴んでやるとそのまま目を閉じてしまった。
先「まだかなりぼんやりされてますね。この後お仕事は？」
「この後も撮影で踊らないといけないんです。」
先「今日はもうこれ以上撮影は続けないほうがいいですよ。実際動けないと思いますし。」
リーダーも真剣な顔で「僕もやめさせたいです。」って。
翔ちゃんと松潤が戻ってきた。
翔「マネージャー今から来るって。あと、監督に今の状況を伝えたんだけど俺らのスケジュール的に今日しかできないみたい…。」
スケジュール修正で抜けていたマネージャーが戻ってきてくれるみたいだ。
翔「とりあえず休憩は15時までになった。」
潤「ごめん、俺らもかなり押したんだけど延期にできなかった。」
重い空気になってどうにかしたくて。
「さっきニノが目、覚ましたよ！」
翔「ほんと！？」
智「すぐ眠っちゃったけどね。」
ニノの意識が戻ったことを言うと空気が軽くなった。
真っ赤な顔して酸素マスクをして寝ているニノを頭をゆっくり撫でる翔ちゃん。
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作者名：由羅 | 作成日時：2021年1月17日 16時
