ふぁんたすてぃっくす。 (ページ10)

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点灯式*勇征ページ10

「「「キャーーーー！」」」

『かっこいいなぁ、、』ﾎﾞｿｯ

...

勇「見ててね。最高のステージにするから。」

...

彼氏だった、人。

でもかっこよくて、直視できないよ。

点灯式の１週間くらい前に言ってくれたその言葉。

今は誰に向けていってるの？

...

勇「俺、好きな人できちゃった。

Aより俺に尽くしてくれる人。」

...

正直嘘だっと思ってた。

言ってるときの勇征、悲しそうな目をしてた。

でも、なんでかわからなくて、

...

『どっかいって！！！』

...

なんて言っちゃった。

私は誰よりも勇征のこと好きだと思ってた。

誰よりも尽くしてると思ってた。

だからあんな別れ方したくなかった。

だから別れる前に言われたことを守ろうと思ってきたの。

周りには勇征って書かれたネームボード持ってる子や、

「勇征～！」って言ってる子だっている。

でもその子達より勇征のこと好きだって、知ってるって思って、、

『、、あれ、？なんで泣いてるんだろ、、』

いつの間にか大粒の涙が流れていた。

しばらくその場から動けなくなっていると

いつの間にか点灯式も終わって、

綺麗なイルミネーションがキラキラと光っていた。

スタッフ「Aさんですか？？勇征さんがお呼びです。」

え、なんで勇征が？

嬉しい気持ちとどうしてかわからない気持ちで、

とりあえずスタッフさんに着いていくことにした。

着いていった先にいたのは私がずっと会いたくて、

ずっと好きな人、、

『なんで呼んだりしたの？』

勇「ごめん、、泣いてるの見てつい、」

『そんなこと言われたってわかんないよ、』

なんであんな大人数の中で私が泣いてるのに

気づいたのかわからない。

気づいてくれたのは嬉しいけど、

でもなんでそれで呼んだのかわからない。

止まってた涙がまた流れ出した、

勇「、、あのなこの前言ったのは全部嘘なんだ。」

『、、え？』

勇「実は、見られてたんだ記者に、

同じ家に帰ってたり、手繋いだりしてたのが、

この前会社に写真送られてきたんだ、

だから迷惑かけたくなかったんだAに」

そんなことがあったんだ、

だから悲しそうな目をしてて、

だったら私すごくひどいこと言ったんじゃ、、

驚きすぎて涙も止まってた、、

...
次に行きます！