彼女の夢見た幻想郷

怒りに身を任せ ページ17

A「魔理沙さん…紫……」
魔理沙「ん？どーした？」

魔理沙さんはいつもと変わらず元気な声だった｡

A「分かってたよね…お母さんのこと」

私は少し大きな声を出した｡

魔理沙「？！」

…魔理沙さんは驚いている｡
図星か

A「紫………」
紫「……」

紫は黙っている｡
……何で何も言わないの？
だんだん怒りが込み上げてきた｡

A「なんで嘘ついたの？！嘘言ったところで何の得にもならないでしょう？！それとも何？！何か作戦でもあるの？！」
魔理沙「落ち着け！A！」
A「うるさい！うるさい！」

私は怒りに身を任せた｡
もう､何考えてるか分からなくなるくらい…怒りはたまってたんだ…

A「お母さんが…また笑顔を見せてくれることは…無いよ！…帰ってくるって…！思ってた……もうやだ！」
紫「落ち着きなさい｡A」
A「……何？」

紫がやっと口を開いた｡

紫「……貴方が辛いのは分かってた｡でも…霊夢が言ってたのよ…死んだことを伝えたら駄目だ…って…」
A「……え？」

…お母さんが…言ってた…？



紫「少し静かにしててね…」

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