死んじゃうの…? ページ11
貴方視点
A「ふあぁ…おはよぉ…お母さ……あれ?」
お母さんは、だいたい私が起きる前には起きるはずだけど…
どれだけ遅かろうとこの時間には流石に起きている。
心配だし、様子を見にいこうっと
A「お…お母さん?」
すうっと襖を開ける。
お母さんはまだ寝てる…
かすかに泣いた跡がある
(また…あんな感じになってたの?)
少し心配になる。何処か、病気になってるんじゃないか、と
すっ
A「?!ゆっ……紫?!」
突然手だけ出てきたからびっくりした。
紫「霊夢のことは私が見とくわ。貴方は朝食とか、済ませちゃいなさい。あと…」
そして紫は、私の服の袖をめくる。
紫「この傷、どうしたの?」
腕には見知らぬ傷ができていた。
A「あ…あれ?どーしたんだろ?」
紫「…まぁいいわ」
紫がそう言ったので私は部屋を出た。
紫視点
あの子が腕の傷ができていた事を知らない、ということは
紫「…霊夢…お疲れ様。無事、記憶の封印は成功みたいよ…」
「ごめんなさい…貴方の命を削ってまで…こんなことをさせて……」
涙が溢れてくる。
確かにAの記憶の封印を頼んだのは私。
こんな辛い思いをさせてまで…させるんじゃ…なかった…
霊夢「……ん?紫……?………A?」
紫「?!」
A「っ!」
霊夢視点
紫「…居たの?A…」
紫は震えた声でAを呼ぶ。
…言っちゃったのかなぁ
だいたい紫があーなる理由は分かる。
A「…お…お母…さん」
霊夢「ん?」
あの子が何を言いたいのか分かってた
だからあえて知らないふりをしよう…
A「お母さん…死んじゃうの…?」
Aは恐る恐る聞いてきた。
…やっぱり
霊夢「なんで?」
A「…紫が…」
Aは涙をポロポロと流す。
…本当は何とも言えない。
生きるとか死ぬとか…
寿命は短くなった
でも、いつ死ぬかなんて分かりっこない。
A「お…お母さん…お母さん…あああぁっ…」
泣き出しちゃった…
私はクスリと笑って、Aを抱きしめた。
霊夢「…死んじゃう訳ないじゃない…きっと…聞き間違いよ…」
A「…本当…?」
霊夢「うん」
ほっとしたのか、Aはまた泣き出した。私まで、涙を流した。
霊夢「紫…」
紫「…何?」
霊夢「あーなったら…この子をお願い」
私はAに聞こえない声で言った。
実際…いつ死ぬんだろうな…
いっそのこと…分かれば良いのになぁ
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かぐや - 続編も必ず見ます! (2020年6月27日 23時) (レス) id: 20ac6cb932 (このIDを非表示/違反報告)
優羽 - え……?!マジですか?!嬉しいです…!続編作ったので良かったらそちらも見て下さい!更新速度が物凄く遅いですが (2020年6月27日 10時) (レス) id: 4080fd6ad2 (このIDを非表示/違反報告)
かぐや - めっちゃガン泣きしました…(;o;) (2020年6月22日 23時) (レス) id: 20ac6cb932 (このIDを非表示/違反報告)
mian - 読者の皆様!読んだ感想、アドバイス等をお願いします! (2020年4月20日 13時) (レス) id: 4080fd6ad2 (このIDを非表示/違反報告)
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