【暗殺教室】烏間の同僚は若返った【男主】 (ページ24)

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二十一時間目ページ24

「そのプログラムを消そうと思っていたところにAくんがやってきたので、先生を認識せずにAくんを認識した固定砲台さんは君を家族として扱うようになってしまったと言うわけです」

「…って殺せんせーの仕業か！」

「今日は少し遅刻気味ですよ？次からはきちんと
時間通りに来るようにしましょう！Aくん」

「どーしてくれんだ、殺せんせー。
めちゃくちゃ可愛いけど遅刻は俺のチャームポイントだからやめることは出来ない！」

「それはダメだろ！」

その後、固定砲台はカンニングを手伝うなどして
クラスのみんなと溶け込んでいった。

「すごーい！花束とかも作ってみて！」

「花の収集データをしておきます。王手です。千葉くん」

「なんつー学習能力だ。」

クラスのみんなが盛り上がっている中
Aは烏間の所へ向かった。

「惟臣、俺家族ができた！」

「…何を馬鹿げたことを言っているんだ。」

「いや、ほんとに。あの箱の中にいる女の子が
俺の姉だってさ。」

「奴はいろいろなプログラムを仕込んでいたが
今日にでも外されるだろうな。」

「それはちょっと残念だな。
結構話しやすいのに」

「そうか。」

「そーだよ。惟臣も話してみれば？
俺の姉と。」

「時間があればな。それと、今日も遅くなるぞ。
夕飯は作らんでいい。」

「えー。」

「そろそろ時間だ。戻れ」

「む…分かったよ。」

Aは教室へと戻った。

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「おはよ。あれ？みんな何でこんな静かなんだよ。」

「Aくん、おはよう。」

「Aは見たことねぇのか。元の律を」

「律？」

そんな困惑が飛び交う中、授業は始まる。

「A、伏せた方がいいぜ。」

授業中、みんな何故か後ろを注意していた。
すると、大きな音を立ててプログラムが動き出す。

「…え？」

だが、皆が待ち構えていたものではなく
4つほどの花束が律を囲んでいた。

「花を作る約束をしていました。多くのプログラムは殆どマスターが不要と判断し初期化、撤去、削除してしまいました。」

みんなの顔がだんだん笑顔になっていく。

「しかし、E組の状況から私個人は
協調能力が暗殺に不可欠な要素と判断し
消される前にソフトをメモリーのすみに隠しました。」

「すばらしい！つまり律さん…あなたは」

画面が、制服姿の律に戻る。